なあんおばはんの日常

くりきんとん

今年のお正月は、大阪から帰省してた息子と、今はダンナの同僚になったじゅりちゃんと四人で新年を迎えた。

31日お節料理を順番に作ってたら、くりきんとん用に茹でて裏ごししたサツマイモを見て、じゅりちゃんが不思議そうな顔をして聞いてきた。

この黄色いの、何ですか?と。

これ、くりきんとんのきんとんだよ。サツマイモだよ。

と答えると、

じゅりちゃんが目を丸くした。

えっ、くりきんとんって全部、栗じゃないんですか?
と。

じゅりちゃんは長年イタリアに住んでた時に、どうしてもくりきんとんを食べたくなって、自分で作ってみたらしい。

その時はサツマイモのきんとんを入れることを知らなくて、栗を裏ごししてオール栗のくりきんとんをかなり苦戦して作ったらしい。

でも食べてみたら何かが違ってたらしい。


栗きんとんってサツマイモ入れるんですね、とびっくりしてた。


それで、くりきんとんを作るのに、二年前から買いおきしてた栗の甘露煮の瓶詰を開けようとしたら、

全く開かない。


ほんとうに決定的に

開かなかった。



それでダンナに

どうしよう、くりきんとん用に買った栗の瓶詰がどうしても開かないよ

するとダンナは

仕方ないね、じゃあ、きんとんで。


なんて言ってたら寒い中、息子が24時間スーパーまで行って栗の甘露煮を買ってきてくれた。

我が家のくりきんとんは水飴を入れない。

裏ごししたサツマイモに栗の甘露煮と甘露煮のシロップと砂糖を適当に入れて、混ぜて終わりや。

ダンナにはちょっとあっさりしすぎてたみたいや。

来年はもうちょっと甘めにしよう。


海老や伊達巻きやかまぼこや、おにしめやら、なんやらかんやらいろいろ頑張って作った甲斐があって、お重三段きれいにできあがった。


ちなみにお重は年末に新しく買った。

ずっと使っていたお重は、一昨年、離婚した時に前の家に置いてきたから。


去年のお正月は大阪に帰ったから、今のダンナとの暮らしでお節料理を作るのは初めてやった。


一番人気は買ってきた伊達巻きと肉団子やったけど、高野豆腐のおにしめは息子やじゅりちゃんには大好評やった。


けどダンナは一口も食べなかった。


高野豆腐は嫌いらしい。

スポンジを食べてるみたいで食感が苦手だ

とダンナが言うと、

じゅりちゃんが

イタリア人もそう言うよ。
と。

考えてみると、日本の食材も結構独特なんかもね。

今まではあんまり海外と接点のない生活してたから、実感なんか無かったけど、

国によって、食べ物は全然違うねんな。


じゅりちゃんにお土産で貰った、イタリアのポークハムみたいなのと、砂糖漬けドライチェリーがいっぱい入ったビスケット生地のイタリアのお菓子。

両方ともとっても美味しかったけど初めて食べた食べ物やった。


イタリア語でビスケットという名前のかなり硬いパウンドケーキみたいな焼き菓子は激甘なお菓子やった。日本にはないタイプ。


生地はかなり硬いけど、ドライチェリーが激甘やから丁度バランスが取れてて、食べごたえがあって、


そしてすごく

甘かった。


イタリアのケーキは日本の何倍も甘いらしい。


そういえば去年ナポリオ夫妻が遊びに来た時、コーヒーに山盛りお砂糖入れてた。

イタリア人は甘いのが好きなんやね。


一日の日に、じゅりちゃんとダンナと私で、ナポリオとスカイプで喋った。


スカイプ、むっちゃ便利。

WEBカメラを通してイタリア葛飾直通テレビ電話状態。しかも国際電話が無料。


それにしても、

ダンナを通してやけど


イタリアがこんなに近づいてくるなんて、

二年前には全く想像もつかなかったことや。


人生何があるかわからへんね。

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