「私たちの声を議会へ~代表制民主主義の再生」(三浦まり著:岩波現代全書)
面白い本でした。代表とは何か、代表制民主主義では「競争、参加、多様性」の3つが備わっていることが大事であること、所得の再分配に関わる日本の福祉国家の特徴に関する指摘等、様々な示唆を与える中身でした。
自分の言葉で語ることが、戦争法反対等この間の運動の特徴です。主体者としての発信が大事とも言えますが、では声を上げたくても上げれない人たちの存在を同時に考えていく必要があると本を読みながら改めて考えていました。
選挙のありかたや国民・市民の運動のありようなどを丁寧に確認できる本、お薦めです。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4000291785
