「若者支援」のこれまでとこれから(若者支援全国協同連絡会編:かもがわ出版)
10数年にわたり「社会的ひきこもり」支援の活動に焦点を当てて実践の交流や研究を進めてきた連絡会が、現場実践に特化しそこに内在した現場からの提言をまとめたブックレットです。
2時間弱で読める文量ですが、様々な視点がたくさん詰まっていて読み応えのある中身で、付箋をたくさんつけて読みました。若者支援に携わっている人もそうでない人も、今の若者の苦しみや日本において社会資源がほとんどない現状、彼らの姿が今の社会が転換期を迎えているということ等がリアルに感じれると思います。生きづらい世の中でもがいている若者たちに、その社会の価値観や方向を押しつけるのでなく、彼らが生きやすい社会を求めることが大事。そういう視点を持ちながら、地域づくりを進めることが大事なんだなと改めて考えました。
また、自己責任論が大手を振る社会の流れや施策方向に対して、「自立」「自律」とは何かを実際の姿で示して、共感をつくることも必要ですね。
ぜひ、みなさんにお勧めします。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4780308224
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