「架空通貨」(池井戸潤著;講談社文庫)
「半沢直樹」で一躍有名になった著者が、初期の2000年3月に書いた「M 1」を03年に改題した作品。昨年夏・友だちのFさんに教えてもらった本、ようやく読みました(遅くなりました)。
架空の企業城下町・田神町、その町にある田神亜鉛が発行する社債や架空通貨である田神札が下請け企業や地域の人々の生活を蝕んで行くという物語。銀行マンとしての経歴をもつ著者だからこそ展開できるストーリーに、ぐっと引き込まれました。
とても面白かったです。同時に、架空で済まされない現在の社会につながる浮ウ・お金が人間に対してもつ影響力等について考えさせられました。
お勧めの一冊です。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4062736799
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