事務局長通信

きんようび通信№123

きんようび通信№123

2013年4月26日

▲4月ももう終わり、あっというまの1ヶ月でした。「ちょっとここらで一休み」なんて、できたらいいですね

▲そんなことを考えながら何気なくネットを見ていた時に、素敵な詩に出会いました。作者は黒田三郎さん、高田渡も「夕暮れ」という詩に曲をつけていますが、赤い鳥や小室等など楽曲化されている作品も多い詩人です

▲自分の中で、違う自分をもつのはなかなか難しいですね。だからという訳だけではないのですが、意見の違う人とたくさんつながりがあることで、客観的になれるかなとも思います。これも簡単なことではありませんが

▲みなさんは、この詩からどんなことを感じますか。ぜひ聞かせて下さい。美味しいお酒と料理のお店を紹介しますよ。


「出発」 黒田三郎
どこか遠くのほうから見ていたい
感動している自分を
感動して我を忘れてとんでゆく自分を
どこか遠くのほうから見ていたい
息を切らしてしまってはいけない
よそ見をしてはいけない
心ひそかにそう念じながら
どこか遠くのほうから見ていたい
あおいじつにあおい
その遠くの空の彼方へ
今はそれだけが私の仕事だ
荒々しく私は私を投げつける
紋白蝶のように軽々と
行ってしまうようにと
眼をとじながら私は私を投げつける
足元に落ちて高雅な陶器のように
砕けないようにと

<失われた墓碑銘>所収 「現代詩文庫」思潮社


【今日は何の日】
http://today.hakodate.or.jp/m04.htm

【今週の一句】
酒飲み川柳
寒くなる
予報を聞いて
お酒買う

(寒いときは燗がいいですね)

【今週の歌】
・ジョージ川口、ビックフォー
もう四半世紀前になるかな。旧岸和田市民会館でのコンサート、2~3mの距離で見ました。圧巻でした。松本英彦さんも、もちろんすごかった(^O^)。


【今週のグルメ情報】
トマトラーメンのお店。あっさりして美味しかった。シメは、ご飯を入れてリッゾト風にしたのが、よかったです(^O^)。…「真っ赤ならーめん とまこ」(枚方市)
http://tabelog.com/osaka/A2707/A270702/27054962/


【追伸kirakira2
今日は27年前、チェルノブイリ原発事故が発生した日です。忘れてはならない日です。

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コメント一覧

おじやま
「あおいじつにあおい」のくだりが、若い、青臭く若い感じがする。不安な自分を、何事もないように送り出す。出来れば、高揚した気持ちのまま、何か忘れ物をしたとしても後悔せず、あっという間に時間を超越できたら良いのにという願望。ぎりぎりのところでも何とか壊れず、高雅な陶器は硬く繊細に鋭く割れる、まだ弱くか細い心が壊れないように、どうにか前に進めるようにと言う願望。でも、不安がたくさんあって無理やりにでも一歩を踏み出さなければと言う現実は変わりなく、恐れおののく現実の自分との対比。嬉しさと不安と希望と入り混じった出発(たびだち)の気持ち。
出来れば俯瞰して見守りたい。自分への戒めの気持ち。

僕はあの時こうすればよかったなって後悔の多い人生なんだけど、この詩を知っていれば、時々今の自分を俯瞰的にみて軌道を修正できたのかもしれない。勇気がないと難しい事がたくさんあるなぁ。
うーん・・・今頃になってちょっと歩く力が足りないことに気が付いた。
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