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フェザークラフトの選択(後編)

2015年11月17日 | カヤック
このタイトルでいつか書こうと思っていたのが約7年前。そろそろ書かないとなあと下書きを書いていた矢先、突然ショッキングなニュースが飛び込んできた。フェザークラフトが生産の一部を中止するというのだ。

あれから私はフェザークラフトとともに人生を歩んで来た。。というのは言い過ぎだが、フェザークラフトというカヤックを通してそれまでの人生とは全くもって異なる世界を経験し、また極上の時間を過ごすことができたのは言うまでもない。フェザーユーザーの一人として、できることはたかが知れているかもしれない。生産再開を祈りつつ、この書きかけだった記事をもう一度原点に戻るつもりで書いてみよう。



前回(7年前)の続き

当時沖縄勤務だった私が初めてフェザーと出会ったの2008年の6月。
沖縄カヤックセンターの仲村さんにK1Exp.セールリグの体験をさせてもらった時のことだ。


潮が引いた瀬長島にて、皆でK1をかついで海へ運んだ。


セールリグの第一人者、仲村氏のお手本。



そして初めてのフェザークラフトK1での単独帆走。パドル(エーク)は漕いでません。。


結局、この時の体験試乗会では最初からK1Exp.で決めていたようなものだったが、まさか最初の1年で勢い余ってFRT、カフナと3艇体制になろうとは。。


懐かしい丘波岩。アジサシたちは元気だろうか。


瀬長島沖の浅瀬。第二滑走路の工事はもう始まっており、この風景も無くなっていることだろう。


隠れ家的入り江もお気に入りの場所だった。


FRTとK1で体験会も。


何度か訪れた慶良間諸島の座間味。昨年に国立公園に指定された。


印象深かった奄美キャンプツアー。


豪雨あり。


波浪あり。


そして関東へ。


故郷徳島の海も漕いだ。


凍えた冬の奥琵琶湖キャンプツアー。


皆いい表情!


屋久島にも遠征。


これまで、フェザークラフト以外のカヤックには数えるほどしか乗っていないので、その違いについて多くを語ることは出来ないが、7年間フェザーを使ってみて言えることは、そのしなやかな乗り心地がリジッドカヤックの水を叩くような乗り心地とは全く違うということだ。吸い付くような、あるいは水に包まれて地球と一体になれるような感覚があるのである。また、折り畳みの利便性を活かし、国内各地はもちろん海外でも命を預ける道具として最も信頼できるカヤックの代名詞、フェザークラフトを使う人が多いのも納得できる。

あれからフェザークラフトはさらに進化し、様々な新艇を世に送り出した。ウィスパーExp.やヘロン、カレントにエアロナットなどのインフレータブルも。私にも家族が増え、そろそろダブル艇かセールリグキットかと考えていた矢先の生産中止だった。。


今後、フェザークラフトがどのような形になるのかわからない。しかし、だからと言って倉庫に眠らせておいては宝の持ち腐れである。これまで同様、いやそれ以上に大切にガンガン使ってあげたい。




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2 コメント

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Unknown (あいだ)
2015-11-19 14:11:18
ご沙汰してます。
ほんと、ショッキングなニュースでした。
これほどのカヤックを作った会社だから、てっきり儲かっているのかと思ってました。
今回の出来事で、パドル2本とバックを購入してしましました^^;
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ご無沙汰しています (n_nissing)
2015-11-19 18:19:25
まだ完全に操業停止したワケではなさそうなので、船体布素材等の仕入れ問題が解決すれば、復活してくれるのではないかと淡い期待を寄せています。
これだけ愛されてるフェザーだけにその素晴らしさを是非もっと多くの人に知ってもらいたいですね!
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