Civil Engineer's log

地方大学教員の日常の断片

Oracle Solaris 11 Express to Oracle Solaris 11 failure

2012-01-12 22:58:31 | UNIXなこと

# pkg update entire@latest
pkg update: 制約を満たす解決は見つかりませんでした

maintained incorporations: None

計画の作成: 提示されたパッケージに依存関係エラーがあります:

  要求されたパッケージ pkg://solaris/consolidation/gnome/gnome-incorporation@0.5.11,5.11-0.151.0.1:20101105T053409Z の適切なバージョンが見つかりません。
    拒否:  pkg://solaris/consolidation/gnome/gnome-incorporation@0.5.11,5.11-0.151.0.1:20101105T053409Z
    理由:  'incorporate' 依存性の pkg:/library/python-2/python-notify-24@0.1.1,5.11-0.151.0.1 に一致するすべてのバージョンが拒否されます
      拒否:  pkg://solaris/library/python-2/python-notify-24@0.1.1,5.11-0.151.0.1:20101105T055829Z
      理由:  提示された incorporation 'consolidation/desktop/gnome-incorporation' から除外されます

計画の作成: 提示された変更が原因で、インストールされたパッケージでエラーが発生しました:

  インストールされているパッケージ pkg://extra/SUNWwbcou@0.5.11,5.11-0.111:20090428T173316Z の適切なバージョンが見つかりません
    拒否:  pkg://extra/SUNWwbcou@0.5.11,5.11-0.111:20090428T173316Z
    理由:  pkg:/SUNWsasnm@0.5.11,5.11-0.111 で許容される 'require' 依存性のすべてのバージョンが廃止されています

# pkg uninstall pkg://extra/SUNWwbcou@0.5.11,5.11-0.111:20090428T173316Z
計画の作成中pkg uninstall: 次のパッケージが依存しているため、'pkg://extra/SUNWwbcou@0.5.11,5.11-0.111:20090428T173316Z' を削除できません:
  pkg://solaris/developer/opensolaris/osnet@0.5.11,5.11-0.151.0.1:20101104T231609Z


Upgrading Zone on Solaris 11

2012-01-07 23:21:35 | UNIXなこと

自宅ルータをSolaris 11 Expressで運用しているのを、思い切ってSolaris 11に更新した。Oracleのドキュメントフォーラムを参考に、本体すなわちglobal zoneの更新はすんなりできたが、OCNへのIPv6トンネル接続に使っているzoneが上がって来ないことに気づいた。

きちんと作業プロセスを記録していないが、ものすごく大まかには以下の2つの手順である。

  1. /usr/lib/brand/shared/README.dsconvert を参考に、zone datasetを更新する
  2. zoneadm -z zone detach && zoneadm -z zone attach -u でzoneのシステムを更新する

しかし、過去にug-jposug MLでも指摘があったように、「Solaris 11 Expressで作ったzoneでもSolaris 11にattachできない」こともある。例えば、

変なpublisherが登録されていたら、先に削除

しておくことが重要である。うちの場合、なぜそうしていたのかは記憶があやふやだが、opensolaris.orgのリポジトリをpublisherに指定しているのが災いした。

Unable to contact valid package repository: http://pkg.opensolaris.org/release
Encountered the following error(s):
Unable to parse repository response

というエラーが発生し、その結果、zoneの更新ができなくなっていた。上記のug-jposugでのtipsを参考に、

pkg -R zoneのrootディレクトリ unset-publisher opensolaris.org

を実行して、zone内部でopensolaris.orgを参照しないようにしてから、zoneadm -z zone attach -uを実行したところ、zoneの更新がうまくいった。

このマシンは、まっさらの状態でSolaris 11 Expressを標準インストールしたままだったので、この程度で済んだと考えられる。opensolarisからimage-updateを繰り返してきたものだと、フォーラムにもあるように、global zoneの更新もおぼつかない可能性が高まるようだ。