Civil Engineer's log

地方大学教員の日常の断片

MEGAQUAKE #3

2010-03-07 22:14:39 | テレビ番組

今日は「長周期地震」の話だった。1985年のメキシコ地震では、長周期地震動が長時間継続した理由に埋め立てられた軟弱地盤の中での反射波の増幅があったことにも言及しており、見ごたえがあったように思える。

国内最初の長高層ビルである霞ヶ関ビルでは長周期地震対策が取り入れられていたが、その後、経済性が優先されて安全対策が後手に回っているということも興味深い。

いきおい、「東京がどうなるか」という危機感を煽るのはいたしかたないのかもしれないが、同様な軟弱地盤上に立地する都市や街も日本国内には多いというかほとんどの都市は軟弱地盤上にあるのだから、ことさらに「首都が」と強調したのはやりすぎではないだろうか。

ドラマ仕立てであったが、遠藤久美子さんを久しぶりに見たような気がする。

昭和19年の東南海地震時に東京で大きな被害が記録されているのかどうかわからなかったが、長周期すぎて、当時主要な低層木造建物はほとんど揺れなかったのではないかと想像する。