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-いかに満人は消去され、蒙古人は放逐され、朝鮮人は搾取されたか-(GHQ焚書図書開封 第83回)

2017-08-13 22:07:15 | 近現代史

GHQ焚書図書開封 第83回
-いかに満人は消去され、蒙古人は放逐され、朝鮮人は搾取されたか-
長野朗「支那の真相」で述べたのと同じように現代に通じる内田良平の「支那観」。
①平気でウソをつく②平然と恩人を裏切る③歴史事実を故意に改変する④約束を守らない⑤身内・仲間は大事にするが「外部」は騙す⑥敵を分断し、陰謀を常に仕掛ける⑦自分本位に思考し、自己利益のみを追求する⑧社会構成が「聖人主義」であり、平等思想を認めない⑨その地位についたものは、地位を利用して私腹を肥やす。
日本国民の対中認識また対中行動は、①「中国問題」で常に国論が二分する②一部で、「孔子の出た国」として外国(異文化圏)と見ず、思い入れたっぷりの情緒的な中国観を持つものがいる③文学と現実(特に政治)を混同して「美しい誤解」をする、あるいは「信じたがる」者がいる④裏切られても、騙されても、譲歩すれば中国も応分の譲歩をしてくれると信じている。
武力、政治力のみならず人の多さによって経済を押さえ、漢人特有の文化によって少数民族を溶け込ます。少数民族の独立を認めず、少数民族から搾取する支配層の搾取本能。搾取は支配階級だけでなくあらゆる階級に亘って常態化。支那の侵略方法は、蒙古人、朝鮮人、日本人、ロシア人の民族性の弱点をつく巧妙なものであった。
孫文は次のように言っている。古来民族生存の道理から推して、支那民族を永遠に生存せしめんとせば、民族主義を唱えねばならぬ。支那の人口は4億、漢人種以外はわずか1000万余にすぎないから、まず、同一血統、言語、文字、宗教を有する一個の民族と見做すことができると言って、少数民族の地位を認めず、また、支那は今日まで大なる人口をもって、蒙古人、満州人の侵略によって決して亡びなかっただけでなく、漢人は却って彼らを同化して漢人に変ぜしめた。
今日多くの満州人が漢人を名乗っている。従って、仮に日本人及び白人が来て支那を征服しても、漢人は日本人及び白人を吸収してしまうから、何ら心配はいらない。
支那は、外国(蒙古人、満州人)の力を借りて膨張した。そして、支那に長くかかわった民族ほどひどい目にあう。300年関わった満州人は滅亡した。
長野朗は「民族戦」の中で当時の日本政府、日本人に対して喰えない支那人の生態について上記のように批評していたのである。
蒙古に対する侵略方法は、農作地に向かないホロンバイルを除き、
①商人を先鋒として派遣し、蒙古人の好きそうなたばこ、雑貨と羊とを交換し、暴利をむさぼる。
②王侯を騙して土地を取り上げる。支那官僚は王侯との政略結構を企てる。酒と女で王侯を篭絡する。アヘンでおかしくなっているときに騙して土地を取り上げる。雑婚により漢人化する。であった。
張作霖は、満鉄の利権を日本人から取り上げる、200万人の在満朝鮮人を日本の手先とみなし満州から追放することを画策した。
朝鮮人に対する圧迫は、官憲が満州で帰化料をとる他、
①朝鮮人の同化政策の実施(言語を支那語に、姓名を漢人に、白い着物など朝鮮服の禁止、居住を支那風)
②居住権を奪い、朝鮮人を借金地獄化し、小作権を奪い、退去を命じた。
日本人に対しては、
日本人と比べ安い労働力と過酷な労働を厭わない支那人の生活力を武器に、経済戦を仕掛けてきた。何事にも無駄のない支那人に伍していくためには日本人側のほうで生活態度を改めなければならなかったが、それができない日本人は競争力で負けていったのである。
これにより、五族(日満朝蒙支)協和の基盤は満州事変、満州国建設前に既に失われていたことが現実であった。
参考文献:「民族戦」長野朗  「シナ人とは何か-内田良平の『支那観』を読む」宮崎正弘  「GHQ焚書図書開封5 ハワイ、満州、支那の排日」(パールハーバ70周年! 2011年)西尾幹二

2015/03/25 18:00に公開

 



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