さちこのHAPPY通信

 鎌倉市議会議員の西岡さちこです。
生活者の視点で日頃感じている事 議会の様子など綴っていきたいと思います

12月定例会修了

2011-12-23 18:06:55 | Weblog
 22日(木)、12月議会が終了しました。
 鎌倉市では、24年4月1日から新しい組織体制でスタート出来るよう、分掌条例の変更を議案として提出してきました。
 総員の賛成ではなく、多数賛同という形で「採択」となりました。
公明党鎌倉市議団として賛成いたしましたが、私は総論には賛成、各論の一部に意見を残したい、と賛成討論に参加いたしました。

その中身は―
 まず、危機管理部門の創設は当然ですね。災害へのミッション、トップダウンの指示系統もより明確になり、より防災の専門性が高まった、と考えます。

 続いて、文化財部の誕生は待望久しい、といえるのではないでしょうか。
さらに街づくりと景観部が一体となり、「街づくり景観部」が創設されるのは、世界遺産登録に向かって大きな推進力となる事でしょう。
 そして、市民経済部改め「市民活動部」とし、新たに「市民のつながり推進課」が誕生します。
東日本大震災以降、地域の支えあい、つながりの大切さが再認識され、地域力としての「絆」をどのように作って行くのか、その課題への取り組みが結実したものと考えます。

 私が何故意見を残そうと思ったのか― それは男女共同参画課がなくなり、女性相談は「子どもと家庭の相談室」に集約されてしまったからです。

 生涯非婚率が高くなり、一人の男性、女性としてそれぞれが相談できる体制を確立する事がお一人様社会を支え、孤立化を防ぐセーフティーネットとなる、と考えます。。
 「男女共同参画担当」として、経営企画部「文化人権推進課」に位置付けられ、全庁的な取り組みが期待されるとしても、女性相談の扱いにはどうしても納得できません。

 そしてもう一つ、鎌倉市は昭和33年、日本で最初に平和都市宣言をいたしました。
広島でも長崎でもない私達鎌倉市が永遠の平和を誓った都市である事は大変誇りであるとともに、その責任を果たしていく自治体として『平和』を課名に掲げることは市の姿勢を示す意味からも至極当然であり、大切であると考えます。
 「文化人権推進課」もよいのですが、「平和・文化推進課」の方が鎌倉市の使命が果たせるのではないか、と考えますが、皆さまいかがでしょうか?

女性の視点から防災対策を!

2011-12-08 22:02:02 | Weblog
 本日、12月定例会において「女性の視点からの防災対策」をテーマに、一般質問いたしました。

 
 東日本大震災から9ヶ月が経とうとしております。
被災地は遅々として進まぬ復興対策の中で、寒さが身に堪える冬本番を迎えております。
 避難生活が長期化する中で、被災直後、中期、長期と3段階に渡って生活者の視点に立って気配りの出来る女性の視点を防災対策に持つべきである、と考えられるようになりました。

 国の中央防災会議の女性委員は2人から4人に増え、大阪市では条例を改正して女性委員を増やしました。
そして、岡山市は、防災会議委員49名中20名が女性で構成されています。

 しかし、鎌倉市は40名中1名であり、意思決定機関に女性の声が反映されているとは言いがたい現実です。

 そして、地域防災計画に女性の声を反映し、ミニ防災拠点の運用マニュアルは即戦力として使えるように、簡潔明瞭に、と指摘いたしました。

 女性の細かな心配りが避難所生活に生かされるよう主張し、女性も男性と共に防災リーダーとして運営に当たる事が大切である、と訴えました。

 また、静岡県の危機管理部で開発された避難所運営ゲーム「Hug」を紹介し、皆が避難所を疑似体験する中で、自助、共助の絆が生まれ、運営の大変さを共有できるので、守られる側から守る側への意識転換が図れるのです。
 是非、教育現場での導入を、と訴えさせていただきました。