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Another cup of coffee?

Journals for exploring myself

AERA 20/03/06

2006-03-20 | Current issues
最近読む雑誌があきらかに変わってきてる気がする。
いや、気のせいじゃないね…間違いなく。

だって、この私がAERAを買うようになるとか思いもしてなかった。
でもおもしろいんだね、この手の雑誌にしても新聞にしても。
日常の「あれ?なんで?」が、一気にわかるようになる。
もっと前から興味持ってればよかったなぁ、なんてほんと意味のない後悔だね。今からでも全然間に合うし!経済も歴史も、社会に出る前にはある程度身に着けておきたいな~。

とか言っておきながら、今回買ったのは「モテ」についての記事が載ってたから。よかったぁ、この現象気になってた人いたんだ~!って思って。笑

ずばりタイトルは「仕事邁進女がモテる」
あれ??ちょっと待って。
今までの「モテ」は異性を意識した、20代の玉の輿願望をベースにしたもの。
でも、今回の特集では「仕事バリバリ」な女がモテるってことらしい。
なんで??

すごくシンプルにまとめるとこうなる。

まず、一昔は女性は結婚したら家庭に入って専業主婦をするのが一般的だった。それは、男性が年功序列・終身雇用体制のもと、会社で「安定した地位と稼ぎを得られる」ってことが前提だったから。

じゃあ今は?
能力やキャリアが重視されてて、無能な人はいつ首を切られてもおかしくないご時勢。これは男性だけじゃなく女性にも当てはまること。有能な人なんてほんの一握りだしね。
それに加え、税金とか国へ払うお金は増える一方で、とても方働きに頼って生きていける状況じゃない人が増えてる。
つまり、いくら結婚が関わってきても、生活するために女性も働かないとやっていけないってことみたいです。

そんななか、未婚男性が結婚相手として専業主婦を望む割合は2割を切ってるとか。男性の方のニーズも「働いてる女性」ってことみたい。しかも、『一緒に成長』ってのがキーワードなんだって。

だから、「仕事を頑張ってる女性がモテる」ってことらしい。

そもそも、「モテブーム」が蔓延した理由ってどこにあるんでしょう?
この記事が言うには、「一流大学を出てもなかなか正社員での就職が叶わないという現実」が若い女性の専業主婦願望を高めたらしい。

…実は前々から私も同じことを考えてたんだよね。

企業は人件費を減らすために正社員を雇いたがらず「派遣・契約社員」を雇う。大企業で一般職を募集しなくなったのにもこんな背景があるからみたい。
派遣だったら、企業の都合に合わせてうまく使えるし、辞めさせる場合にも楽でお金がかからない。

派遣会社って最近驚くほど多いし、自由が利く感じがするからなんだかもてはやされてる感もあるけど、現実は「不安定」な雇用状態を反映してる部分が多い気がする。もちろん、その自由さを利用して納得して働いてる人も多いだろうから不安定な立場に不満を持ってる人ばっかじゃないと思うけど。

でも実際、派遣女性で残業を2~3日に1回以上する人が33.8%にも及ぶとか。それなのに待遇は正社員との差が明らかなんて、そりゃ働く気も失せて「仕事辞めて稼ぎのいい旦那のもとでセレブな主婦がいいかなぁ」なんて思うのも当然でしょ。

また社会批判になっちゃったけど、でもこういう背景があって「モテ」が支持されてたっていうのは見逃しちゃいけない事実だと思う。んで、女性が働かなきゃ生きていけない状況にあるってこともちゃんと考えて欲しい。

そこから派生した「おしゃれでばりばり働く女がかっこいい」現象。
気軽に読めるファッション誌でこういう傾向があるのっていいと思うけど実際どうかな?

そうそう、昨日CanCamをちょっと読んだんだよね。
後半のほうで割合的にはかなり少なかったけど、働いてるオフィスがどんな感じか扱った記事や、読者(多分)の給料明細の詳しい内訳みたいなのとか、「働くこと」に関する記事が載ってた。ちょっと意外だったけど、なんかいい意味での裏切りでうれしかったかな。

私は今就職活動をしてるんだけど、正直、就職と性別を全く切り離しては考えられない部分がある。いくら面接官が関係ないって言ってても、採用する側としたら女性を総合職で雇う場合「いつ結婚や出産で仕事できなくなるか」「その穴はどうやって埋めるのか」っていうリスクを抱えることになる。

そして、会社の規模が小さければ小さいほどそのリスクは大きくなる。だから、中小はあまり女性総合職をとりたがらないのかな?そうなると、女性が少なければ当然育休制度とかへのニーズが少ないから、そういった福利厚生がクローズアップされない。ってことなのかな?

で、結局は、福利厚生や経済的支援の厚い大企業のほうが女性が働く環境が整って、逆に働く女性が増えればそういった環境はますます発展していくから、働く環境として大企業と中小の差がどんどん広がっていくってわけ。

う~ん…決して中小を否定するわけじゃないんだけど、現実問題なかなか難しい部分があるよね。とりあえず最近、いろいろ働いてる人の話を聞いて、ちゃんと先を考えた上で会社を見極める必要はあるのかもしれないと真剣に思うようになった。

安易に「転職すればいいや~」って考えはもうやめます(^^;

シャラポア VS ヒンギス

2006-02-05 | Current issues
昨日やってたこの大注目の試合。
勝ったのは3年の公式戦のブランクのあるヒンギス!しかもストレート勝ち!

前半始めのほうはシャラポアのパワーテニスが調子よかったみたいなんだけど、いつの間にか完全にヒンギスに試合の支配権握られてました。

ってのは、なんといってもヒンギスのストローク戦の強さ。
基本に忠実にしっかり腰を落とした体勢であのシャラポアのボールをものともせず、一球返すごとにじわりじわりネットに近づいていく。エンドラインより後に下がったのってないんじゃない?ってくらい、強気に攻めてたのがすごく印象的だった。左右に振って翻弄させたり、フットワークの軽さでどんなボールにも追いついたり。技術力に加えて、あのミスの少なさから集中力の高さも十分見ることもできた。ほんとにかっこよかった!

最近はセレナやシャラポアみたいな、わりとパワーテニスが主流みたいだから、こういう技術重視のテニスがパワーテニスに勝ったっていうのは結構大きい影響を与えるのでは?それにしてもほんといい試合だった☆