人口80人のグリーンランド。
映画『 北の果ての小さな村で 』の、舞台となる場所です。
デンマーク語の教師としてやって来た青年に、ようやく、打ち解けてくれた村人が、
夜空に光輝くオーロラを見上げながら、子供の頃の話をしてくれます。
あれは動物の魂が、セイウチの頭でサッカーをしてると。
口笛を吹くと、こっちに近づいてくる。
家に入らないと、捕まると言われたよ。



グリーンランドでは、オーロラは動物の魂 だと、言い伝えられているんですね。
個人的には、この言葉に惹きつけられました。(^^)
厳しい自然環境で生きていく為には、犬ぞりで移動をしたり、セイウチの肉を食べたり…と、
人間以外の動物たちとも、上手く共存していく必要があります。
浅黒く雪焼けし、深いシワが刻まれた顔を、ほころばせながら、
まだ目の見えない生まれたての仔犬を、『 おまえの犬だ 』と、
孫に与える祖父の生き様は、グリーンランドという『 北の果ての土地 』で、
自分の家族を守り、勇敢に、雄々しく生きて来た、力強さを感じさせてくれます。
その反面、職種が数える程しかない為、自分の居場所を見失い、
お酒に溺れるしかない…『 大人 』と、呼ばれる人達もいます。
グリーンランドでは、仕事のない実父母に代わって、
祖父母が、孫である子供の世話をすることが、当たり前の様です。
仕事( 役割 )がないと、人としての価値や誇りを、見つけ難いのかもしれませんね。
うーーーん。 厳しいなぁ…。

↑ 雪がない時期のグリーンランドの写真です。



もちろん、水道は通っていませんし、電気も自家発電です。
映画の中では、発電機の部品が壊れてしまい、
主人公の青年が、寒さに凍えて、体調を崩す場面が出て来ます。
村人に不具合を確認してもらい、部品交換を依頼しても、
肝心の部品が届くまで、数日、掛かると言われて、思わず、青年はキレてしまいます。
そして、村人に言われるのです。
こんな北の果ての村に、何を期待して来たんだっ!と。

そう… 自然と共存することは、甘くは無いのです。
そして青年は… 少しずつ村人の生き方を理解し、受け入れ、
この 北の果ての小さな村で 村人と一緒に、生きていく術を学んでいくのです。
↑ 教師である青年と教え子の男の子です。 笑顔がいいねっ!
ドキュメンタリーと、フィクションを交えながら、
実際の教師と村人が、演じているそうですよっ!!( スゴいよねぇ〜〜 )

今回は、ちょっとばかし、気合いを入れて書きましたぁ〜〜
最後まで、目を通して頂けて、と〜〜っても嬉しいです。
ありがとうございますっ (*´꒳`*)♡
コメント欄は、おやすみしますねぇ〜