私がここに住み始める以前から、咲いていた花なのだろう。
毎年、同じ場所に咲き、濃厚な甘い香りを放つ。
きっと義父が植えたに違いない。
大輪で香り高い花姿は気高さも添え美しい。
えび茶色の花粉を切り落として、仏前に飾った。
二男三男の家に東京の小学生がやってきている。
息子たちが小学生の頃からすでに行われていた交流会が30数年を経て今だ続いている。
二晩泊まっている間、思い出づくりにそれぞれの家族が計画をたてる。
計画のうちに「畑があるバーバの家に連れて行く」がはいっていて、
6年生の女の子を連れ萠と遥がお母さんの車でやってくる。
旬と光は4年生の男の子を連れお父さんの車で来た。
採らずに残しておいたイチゴ、トマトともぎながら食べ、ジャガイモを何株か掘らせた。
萠の家に泊まるのは2度目で、去年もやってきたキサちゃんは
「こっち(秋田)が好き」と淡々とした表情で言う。
「わーすごーい」と野菜の写真を撮っていく。ジャガイモもお土産にもたせた。
トンボを何匹も虫かごに入れて、それでも逃がしていった。
去年はアマガエルをペットボトルにいっぱいとって、東京まで持って行ったが、
今年はそちらは控えたようだ。良かったねぇアマガエル君・・・
地域の清水に立ち寄り、それぞれ、田沢湖へ、横手へ出かけて行った。
良い思い出になっただろうか・・・