富田林を豊かにする会 代表 武藤宏 ~我が街、豊かに 

地方の繁栄、豊かさの実感
「住みやすい街」から「豊かな楽しい街」を目指して
生活を楽しみながら、心構えと精進の日々

富田林市人口未来カルテ

2017-11-26 21:45:47 | 日記
「社会保障・人口問題研究所」が2040年に、産業、保育、教育、医療、介護が就業人口からどのような状況になるか、
全国市町村別にシュミレーションしています。

以下のグラフは富田林市のシュミレーション結果です。

<年齢別人口構成>

逆三角形にも見える人口構成になっていますが、この傾向は受け入れざるを得ないでしょう。
そして現在の年金制度と健康保険制度が続くなら、社会として成り立たないようにみえます。
成り立つための条件は二つあります。
(1)多くの高齢者が元気で健康なこと
(2)多くの高齢者が就業して納税できる収入があること

<産業別就業者人口構成>

産業構造の変化にかかわらず、就業者が減少しないことが肝心です。
女性や、年金だけに頼らない高齢者の就業が必要になことは明らかです。

この傾向を受け入れるのではなく、若年層、女性、高齢者の起業就業の機会を大幅に増やす方法を考えなくてはいけません。

これができるなら、明るい未来社会が描けそうです。

豊かさに奉仕する市制・自治体

2017-11-08 20:08:07 | 日記
「国の豊かさ」とは、国民の豊かさにほかなりません。

国が存在することも、自治体が存在することも、
目的は、国民の豊かさを維持・向上させることにあるはずです。

そして国民は豊かさをつかみとるために、経験・知識・技術・技能など
土地・建物や金融資産など有益無形の資産を活用する努力と忍耐が求められます。

民間の努力に対し、自治体の役割は?

これからの「国の繁栄」の形を図にしてみました。



自治体と民間が協力し合うために留意点があります。

・民間の意思決定とその後の実施に進むまでのスピードに対し、行政の意思決定のスピードは遅い
・情報提供が慎重すぎる(情報を必要に応じてタイムリーに提供する努力が求められる)

協力関係を成り立たせるためには、信頼関係の上に行政特有の緩慢さは、時により見直すことも必要でしょう。


国の豊かさ 

2017-11-03 14:29:06 | 日記
「国の豊かさ」、って何でしょうか?

国に出てくるより入ってくるお金の量が多ければ、豊かなのでしょうか?
お金を他国に貸せば、減ります。
お金を借りれば、増えます。
お金の多い少ないでは、豊かかどうかを図ることはできないのは自明です。

かつて日本が不動産バブルで資産価値が膨れ上がった時、
アメリカの国土を何倍も上回ると言われたことがありました。
あの頃は、自分の住む土地をうまく買い替えていくことで
億単位の儲け話が日常会話で語られていました。
残念ながら、バブル崩壊で文字通り、儲けは泡と消えていきました。

その当時は、ローンで不動産を得た人にとっても、
ローンの額より将来的な値打ちの方が大きく思えて豊かさを感じたものです。
土地だけが価値を上げていくことが本当の豊かさとは言えませんが
単純に否定することはできません。

本来、土地が効果的に使用されて、人々が集まり、利潤を生むようになり、
価格に反映されて始めて資産価値が評価された、という事になれば、
本当に豊かになったと言えるはずです。
その土地に広がりがあれば、全体が豊かになったことをだれしも認めることでしょう。
土地の価格だけではなく、そこに住む人々にとっての豊かさになっているはずです。

何が原因で何が結果かを明らかにするために、話を元に戻します。

人々が集まる事が、豊かになる何よりの条件と言えそうです。
どうすれば、人が集まってくれるでしょうか?
集まってくれるのを待っても何も起こりません。

(1)仕掛け人
(2)集まる場所
(3)継続できる魅力の提供
が必要となるのではないでしょうか。

国家レベルで言えば、オリンピック、万国博覧会などがあるでしょうが、
これすら投資に見合う効果どころか、ヘタをすれば将来にわたって
負債を抱え込むことにすらなりかねません。
行政が仕掛人の場合、なぜか覚束ないところがあります。
努力する人より、うまい汁を求める人たちが集まるからかもしれませんね。

反対に、小さな企画をたくさん生み、少しづつ大きく育て、融合して全体に価値を
高めていく知恵と努力が必要かと思います。
一人一人の参加の機会があれば、大きな結果は自分の努力の成果と誇ることができます。

豊かさを生み出す原動力は行政によるものではないし、
行政府の歳入歳出の額によるものでもなく、
また国際収支の額によるものでもないことが分かります。

「国の豊かさ」とは、個人や民間がその資産や努力に依って個人や民間が掴み取るもの、
「国民の国民による国民のための投資の成果」
結果、納税でき歳入が増え、行政の予算も潤い、国家の繁栄に向け新たな投資が可能になります。

次にくる疑問は、「豊かになるための国や地方自治体の役割?」

「豊かさ」って?

2017-11-02 21:40:33 | 日記
衆議院総選挙で自民党は圧倒的多数で勝ち、第4次安倍内閣が発足しました。

アベノミクスによる経済復活が勝利の一因と言われています。経済復活の根拠は以下のとおりです。



野党各党は「景気回復の実感が伴っていない」と批判を繰り返しています。
「豊かさ」が感じられない、ということでしょう。
下のグラフを見てください。


日本のGDPは、この2年ほど少し増えたことはグラフから分かりますが、
1995年のGDP値にやっと戻った程度であり、その間に政府財政赤字が1,000兆円に
達した事実を合わせて考えれば、とても豊かになったとは言いがたいのではないでしょうか。
アベノミクス5年間の成長の数字程にはGDPは増えていません。
1995年から見ると他国はかなりの成長を示しています。
都合のいい部分の数字だけを切り取って見せているとしか言いようがありません。

では「豊かさ」とは何でしょうか?
人それぞれ感じ方は違うでしょうが、少し立ち止まって考えてみましょう。

「心の豊かさ」と言う場合もあります。
漠然としすぎて、意味が分かりませんね。
「お金」と言う人もいるでしょう。
お金がなくて生活に困るなら、豊かとは言えないのは間違いありません。
しかし、「いくらあれば豊か?」の質問に的確な答えはありません。

私の「豊かさ」の答えは、以下のようなものです。

自分が持つ、自分が人生で築いてきた経験、知識、技術、技能など
土地・建物や金融資産など有益無形の資産が人の役に立ち、人を利し、
喜んでいただき、認めてもらえることではないかと考えます。
もっとはっきり生々しく言えば、
継続して売れる買ってもらえる有形無形値打ち・財産を持っていること。
これなら数字で表すことも可能です。

ただ、これでは不十分です。
「豊かさ」は連鎖し、社会の中で拡大再生産されていかなければ、本当の意味での「豊かさ」とは
言えないと思うのです。
決して一人の豊かさや満足で終わってはいけないでしょう。

自分を利し、その利を人と分け合い、お互いの資産が相乗効果でさらに社会全体で大きな利潤を
生み出すところまで発展しなければなりません。


「豊かさ」を確立し、繁栄するためには、
(1)資産を掘り起こし
(2)様々な資産と連携し
(3)より大きな価値を創造し:投資
(4)多くのひとに利用活用していただく:宣伝
(5)価値を拡大する:再投資
この循環を努力と忍耐で適切な時間をかけて作り上げることが必要と考えます。
時間は長すぎてもいけないでしょう。
(お金と同様時間も限りなくあるわけではありませんから)

では、「国の豊かさ、繁栄」とは?