××××は飲み物です

「ゴールデンスラバー」を観るくらいだったら「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」を見たほうがよいです。

サンキュー・スモーキング

2007-10-31 | 笑える映画
 タバコが原因で死ぬ人は、一日で1200人。

 これは、ジャンボジェット機2機に相当する。

 そして、銃とアルコールで死ぬのは・・・


 と、パンフレットの穴埋めくらいしか仕事がねぇ、ライターのように数字だけで語るのは面白くないので割愛。

 原作は、ニコチン・ウォーズ・クリストファー・バックリー著・創幻推理文庫・定価1050円(高ぇな?)だそうな。


 社会人やってると、中々本を読む時間もなくせいぜい、ゴミ箱から拾った週間文春を見て、


 東海林さだおの漫画ってワンパターンだなぁ? よくこれで連載続くよなぁ?


 とか、


 おすぎの映画評論って、最近全く信用ならねぇよなぁ・・・。


 とか、ボヤいているのだが、それはそうと映画の内容だけど

 大傑作とは言えないけど、俺の笑いのツボにハマって、とても楽しめた。

 凄くポジティブなアメリカン・サイコと思えば、分かりやすいかも(わからねぇよ?)



 俺は、酒もタバコもギャンブルもやらない。ギャンブルは映画だけで充分だから(笑)

 映画って、健康を害さないし、そんなにお金もかからないし、電車賃とバス代はかかるけど健康的な娯楽だと思う。

 よく宣伝に騙されてガッカリするけど、それはこのブログで毒を吐くからスッキリするしね。


 主役のタバコ研究アカデミーの広報部長は、アーロン・エッカート。


 タバコ屋さんだけに、人を煙に巻くのがうまい優秀な男。


 その息子に、ウルトラヴァイオレット、記憶の棘、X-MEN ファイナルディシジョンで天才子役と言われているキャメロン・ブライトくんだが・・・、演技うまいか?この子? どう観ても抑えすぎた演技でそんなに演技がうまいとは思えない。

 まぁ、演技がうまい子役ってのは、演技の壁にぶち当たって、ヤク中毒かアルコール中毒になるから、演技がそれほどうまくないというのは長生きする秘訣かも? 映画だけでなく、舞台の経験を積んだほうがいいと思うがね?

 で、アーロンの飲み友達・アルコールのPRウーマンにヒストリー・オブ・バイオレンス、アサルト13 要塞警察、ワールド・トレード・センターでお馴染み、ポリー・ベイリー

 もう一人の飲み友達、銃器製造PRマンは、アルコールとタバコで死ぬ人間よりも銃で死ぬ人間が少ないことで、肩身が狭い思いをしている(爆)

 俺たちニュースキャスターでお馴染み( 誰も知らねぇよ? )のボビー・ジェイ・ブリス

 他は、ケイト・ホームズ、ウィリアム・H・メイシー、ロバート・デュパル、J・K・シモンズ、サム・エリオット、

 オースティンパワーズで、さんざん笑かしてくれたロブ・ロウと無茶苦茶豪華なメンバー。
 
 ロブ・ロウは、インチキ映画プロデューサーで、

 日本でいえば山本又一郎みたいな( やっぱりわかりにくいですね )人物を好演。タバコをアピールする映画を作る為に
 
 第六惑星からのメッセージという映画をでっちあげる。・・・これって、確かテリー・ギリアムが

 「この映画を製作したら、未来世紀ブラジルを撮らせてやる」と言われて、断った、

 第五惑星という、雌雄同体の宇宙人と、地球人との漂流モノ映画のパロディだよね?


 元ネタがわかにくいギャグはぼくはよくないとおもいます( ん? )


 で、タバコPRマンのアーロン・エッカートが仕事の為に、汚いことをやり、息子にもその汚い仕事を見せているのだが、

 演技のうまさでうまくカバーされていて、憎みきれないあん畜生を好演。

 とにかく、タバコの害をデイベートするんだけど、口八丁手八丁で難なく切り抜ける主人公の行動にはほれぼれする。

 出演している役者全員、生き生きと演技してるんだもん。楽しめたなぁ。

 まぁ、やはりタバコ問題ということで、俺の苦手な法廷劇の場面があるのだが、これも退屈しなかった。

 通常、洋画ってのは最低半年はかけて撮影するのだけど、この映画に関しては、何と35日で製作したとのこと。よっぽど、助監督が優秀だったんだろね?

 監督が脚本を書くと、だいたい失敗するけど、この作品は準備に6年もかけたということで

 とてもよく出来た映画だった。

 ブラックジョークが、あまりにもドキついので引いてしまうお客さんも多いかと思うが、

 ピカレスクロマンとしては、文句なしの最高傑作!

 でも、俺が大絶賛する映画って、すぐ公開が縮小されて、レンタルで人気が出るんだよなぁ・・・。


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