そういや、こないだの日曜日に映画「花戦さ」を見に行ったんです。
なんか野村万斎、佐々木蔵之介、佐藤浩市、市川猿之助が出てるって映画だったら、絶対オモシロそう!だと思って。
チラシの感じからいくと「のぼうの城」みたいなものかな~?位の軽いノリだったんですけどね。
内容は戦国の世から「豊臣秀吉VS千利休」にかけての内容でした。
割とよく取り上げられる歴史ものの話。
でも何故かそこに生け花の「池坊」が絡んでくるんですよ。
ま、あまり書くとネタバレになっちゃうので書かないけど。
私、池坊っていうのは昔から良く聞いてたけど、生け花を昔からやってたお坊さんの名前って初めて知りました。
へえ~そうなんだ! っていう感じ。
お坊さんって、お経をあげたり書をやったりするだけじゃなくて、お花を生ける修行もしてたんですね。
西洋風のフラワーアレンジメントの方が映像的に豪華だし、それに草月流みたいなのも豪華。
それからいくと映画の中の生け花は、派手か地味かと言われれば、わりと地味だったと思う。
一輪の花を死んだ人にたむけてお経を唱えるシーンも多かったしね。
昔は今みたいに花をいっぱい栽培もしてなかったと思うから、本当に一輪をどう効果的に使うかを考えてたんだろうな・・・。
でも一輪の花でも見せ方をよく研究してるなあ・・・と思った。
それがお茶の世界と結びついて、まさしく侘び寂びの世界になってるんですよね。
演技や物語だけでなく、きれいに生けてあるお花を沢山見られたのですっごくお得感アリアリでした。
視覚芸術に疎い私も「こんな風に生けられたらいいなあ~」と思わせるんだから、スゴイですよ
花それぞれに美しさが、色それぞれにも良さがある。
人によっては地味な映画に感じたかもしれないけど、けっこう充実した内容の映画でした。
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