私が いつも寝るところじゃないところで 寝てた
リリコは 私を 起こしたかったらしい
時間は6時半 そんなに寝坊してないのだけど
その日はお腹がすいてたのか 朝ごはんを早く貰いたかったようだ
以前 リリコは 私を起こすとき パクッと頬を甘噛みしてた
甘噛みとはいえ ほっぺたを噛まれると 飛び起きる
それに味を占めたリリコは それ以来 そうするようになった
ある時 叱った
それ以来 頬を噛んで起こすことは 止めた
作戦変更っていうことらしい
今度は 部屋にあるコードを噛むようになった
それも怒られた
怒られると リリコは次から同じ行為をしなくなる 良い子なのであった
今回は・・・
部屋にコードもない
きっと この小さな頭の中で いろいろ 考えたに違いない
いきなり チャリーンと 頭の上で ベルが鳴った！
ビックリして 飛び起きた
何の音！？ 心地よい響きの音ではあったが 不意打ちだった
音のなったほうを見ると 私が寝ていたベッドの壁の上に
ぶら下がるチャイムのインテリアが下げてあったのだった
ヘッドボードの板の部分にのって 背を伸ばしてそのチャイムをならしたようだ
なんて賢いの！リリちゃん
もちろん すぐ起きて リリコもそのあと すぐにご飯をもらえた
めでたし めでたし
