電車を待っている人々の中に、白い杖のお姉さんがいました。
電車が来て、他の人は乗り込み始めましたが
その方は入り口がなかなか分からない様子。
私は「お手伝いできますか」と声をかけ、カップルのように腕を組み、
「あと30センチです」「段差があります」と状況をお伝えしながら
一緒に乗りました。
無事乗り込んだものの、既に満員。角にいる方は場所を譲る気配もなく、
私も「すみません、譲ってくださいませんか」とまでは言えず…
(杖の方が望んでいるかも分からなかったし)、
お姉さんをどこへ案内しようか ちょっと迷ってしまいました。
結局、角地へ行こうとするお姉さんに
「そこはもう人がいるので…捕まるところを…ここ、どうぞ」と
角地近くの棒を案内しました。
ターミナル駅に着き、人がドッと降り、角の席が空きました。
お姉さんに勧めようとした矢先、サラリーマン風の男性が座ってしまいました。
でも角地が空いたので、「場所が空きましたので」と案内しようとしたら
お姉さんは「ありがとうございます」と、角席に座ろうとしました。
「すみません、そこは人がいるので…こちらへ」と角地へ案内。
お姉さんも「すみません」と角地に針路変更、スポッと入りました。
私はそのターミナル駅で降りたので、その後のことは分かりません。
うまく案内できなかったなあとか、強引にひっぱっちゃったかなあとか
色々反省しちゃいました。
が。。。
周りの人のあまりの無関心さに、正直 戸惑いも覚えました。
どうしたらいいか分からない人がほとんどなのでしょう。
「声をかけたら同情しているようで失礼なんじゃないか」と
そういう気を遣っている人もいるのでしょう。
ただ、もし今度、あなたが白い杖の方を見かけたら。
ちょっと困っているようだったら。
「お手伝いできることはありますか」と、声をかけてみませんか。
もし今度、白い杖の方が電車に乗ってきたら。
ドアのそばの角地か角席をお勧めしてみてください。
(ドアの傍がいいそうです。ドアから離れると距離がつかめず、降りにくいそうなので)
言葉少なに声をかけたいなら、
二の腕から下辺りを(肩は驚かせてしまうこと多し)優しくトントンと叩いて
「どうぞ」。
あとは場所までゆっくり誘導。それだけです。
もちろん、ひょいひょいと一人で出来る方も多いので
しばらく様子を見て、困っていたら…ですが。
とりあえず、電車の席が空いたら すぐに座らず、周りを見回してみませんか。
お年寄りや妊婦さんや松葉杖や白い杖の人がいたら、
「どうぞ」、と 声をかけてみませんか。
どうも私らしくないのですが、照れ隠しが先に立ち、つっけんどんな態度になってしまうため、かえって迷惑がられるタイプです。
しょうがないので、電車ではできるだけ体力の限界まで立ち続けています。そして、座る時はたとえ譲って下さいと頼まれても、譲らない覚悟を決めてから座るように…。
嶋方さんのような、自然体は理想です。今後の参考にしたいところです。しかし私じゃ、まねるだけでもむずかしいでしょう。
他人の迷惑に成り下がって生きるのは本意ではないのですが…。
電車の中のことは、声をかけないほうにも理由があるのかもしれません。私の考えを押し付けるつもりはないのです。
こんなことをしてみませんか…という提案までに。
そんなわけで、淳ちゃんの言うように、ちょっと心に余裕を持って、周りを見てみるだけで、けっこう気付くこともありますよ。一人で生きてるわけじゃないですからね。ちなみにおいらは余裕を持ちすぎて置いていかれるタイプです☆ ̄(>。☆)
劇場などでは、車椅子や杖の方とかに理解いただける人は多いのですが、街の中ではなかなか…。特に電車は無法地帯。疲れてても座るのを我慢してる人もいるのに(>_<) 自分が良ければいいという人が多すぎます。一人で生きてるわけじゃないのに。淳ちゃんの言うように、ちょっと心に余裕を持って、周りを見るだけで、だいぶ変わることってありますよ。おいらは余裕を持ちすぎて置いていかれるタイプですがねヾ(@゜▽゜@)ノ
淳ちゃんの「お手伝いできますか」って言葉いいですね。
自分で出来る方なら「大丈夫です」、手伝いが必要な方なら「お願いします」とどうした方がいいのか、わかりやすい返事が聞けますね。
この言葉、覚えておきますね。
淳ちゃんが手を貸してくれて、お姉さん、とても助かったと思いますよ。
現状を言葉で伝えるのって難しいですよね。
淳ちゃんは色々反省もあるようですが、行動に移したことが大切なのでは?と思いました。
うまく言えないんだけど、淳ちゃんからもらった心の輪をつなげていけたらいいなぁと思いました。