jazzy『札幌自然館』

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北大雪・ニセイカウシュッペ山

2019年07月08日 | ▲登山

2019/7/7 北大雪・ニセイカウシュッペ山(1879m)

 登山口8:40→10:15大槍10:25→11:50山頂11:00→12:30登山口

平坦な頂上台地

頂上から大槍方向の展望

 2015年の北大雪の平山登山から4年を経過して実現したニセイカウシュッペ山(以下 ニセイ)。 4年前から平山とニセイの中間地点に鎮座するアンギラスと呼ばれるピークがとても気になっていた。 そのためにもニセイ側からも縦走路を観察しておくことが目的。

6月に層雲峡ビジターセンター情報の中に、●道道銀泉台線(赤岳)は6/20林道開通。 ● 今シーズンより「ニセイカウシュッペ山」の林道ゲートキーが撤去されました。と記載とれており、これは無計画でもチャンスと6月下旬より狙っていた。ところが、6月下旬から雨が続いたため他の登山とともに足踏みしていた。

古川林道は立ち入ることは勿論はじめて、ところが林道にしては荒々しくダート道、ちょっと経験したことのない作業道を進んでいく。国道から30分以上時間を要したと思う。 単独ではあまり立ち入りたくない作業道である。 登山口の駐車場は、驚いたことに満車、路肩のスペースをやっと見つけて駐車する。これ以上入ってくれば駐車困難な状況であった。まだ、8時半だというのに大変な混みように驚かされた!

当然のことながら、小生が最後尾の可能性が出てきたため、結構焦りながらハイペースで、先行する登山者を追い抜いて行く。1時間ほどで、3組の下山者とすれ違い、結果的に後続から3組がスタートしたことが、事後に判明した。この山は静かな山と、ガイドブックでは紹介されているが、駐車場のキャパオーバーの大変な一年を迎えたようだ。蛇足だが、この作業道、対向車とすれ違うことはできないので注意が必要だ!すれ違い可能なところまで結構な距離をどちらかがバックするしかない!

前日までの雨で、札幌近郊の空沼岳への登山道のような泥道で、ダラダラと長い緩斜面が続き樹林帯を歩く。とても暑くたまったものではない。(ペースが速いのも一因) 夏山ガイドに記載された、展望台付近まで来ると、狭い尾根道となり上空の気温も下がってきて気持ちが良い。

大槍が近づくにつれて、登山道の高山植物も豊富になり、表大雪の峰々の大展望も歓迎してくれる。 頂上が近づくにつれ高山植物の種類も多くなり、道南の大千軒山を思い出す。

頂上は広く、平坦で展望が良い。残念なことに雲が多く周囲の展望がイマイチ入ってこない。 頂上には20人近い登山者が居て、その中に時々ブログを拝見している顔も! これ以上の展望は期待できないものと判断して、足早に下山開始。マクロレンズを装着して殆どの時間は高山植物の撮影に時間を割く。

恐らくこの山は単独では来ることがないだろう~ あの、作業道でのアプローチは遠慮したいところ。。。。苦笑

後日談として記すが、ニセイカウシュッペ山頂上標識には、1879mと明記されているが隣のもう一つのピークの方が高く感じていた。帰宅して、ピークで見かけた方のブログ記事には、標高1883mと記載されていた。色いろ調べていくうちにこのピークこそが、ニセイの最高地点であることが判明。 しかし、小生にとっては1879mとして記録しておこう。

 

展望台付近から観た表大雪の展望

平山との中間付近に鎮座するアンギラス

イワウメ

ウズラバハクサンチドリとチングルマ

エゾコザクラ

 



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