(写真は、「マムシに注意!」の立て看板)
太田宿の外れにある「尾張藩 太田代官所跡」の前を通り、
うとう峠を越えて、鵜沼宿へ向かいます。
中山道は、直ぐに、国道道21号に合流して、ダンプの風圧に
耐えながら我慢のウォーキングです・・・
やがて、工場地帯に入りました。「三菱パジェロ生誕の地」の
大看板のある長~い塀の工場の前を通ります。
ダンプが身体ギリギリのところを飛ばしてゆくので怖く、風圧
に耐えかねて、我慢できずに国道21号と平行している木曽川
の土手の道(ロマンチック街道)に上がります。
木曽川の土手の道を進んでゆきますが、川風が気持ちよく、
景色も素敵で、快適です!
太田脇本陣のボランティアのおばさんが、”太田宿から先は、
木曽川の土手の道を歩いた方が楽ですよ。”とアドバイス
してくれたのですが・・・
”昔の中山道通りの道を歩きたいので、木曽川の土手の道は
歩きません。”
とミエを張ってしまいました・・・
おばさんのアドバイス通りに、最初からこちらの道を歩けば
よかった、と後悔しました。
木曽川の土手の道には、休憩所もあり、そこから、正面の山の
頂上に、写真の「猿ばみ城」が見えました!
土手の道路は、右下の国道21号と平行していますが、
「勝山」交差点の辺りで、この長い土手の道は終わりです。
勝山の地名は、秀吉が家康との戦いに勝ったのを記念して勝山
と名付けたそうです。
「勝山」交差点から先は、国道の脇の歩道を歩いてゆきます。
やがて、右手に中山道を示す矢印があったので、それに
従って、国道脇の山道に入ってゆきます。
「落石注意」の張り紙のある、切り立った崖の脇の狭い道に
なりました。
崖沿いの狭い道からは、眼下に国道と平行して流れている
木曽川が見えて絶景です。
更に、崖沿いの道を上ってゆくと、写真の「岩屋観音」が
ありました。
岩屋観音の先の階段を下りてゆくと、直ぐに、元の木曽川沿い
の国道に合流しました。
更に、国道の脇の歩道を歩いてゆくと、左手に廃墟になった
レストランが見えました。
案内書によると、中山道は、”レストラン「ゆらぎ」の駐車場
の階段を下りて、国道とJR高山本線をくぐり抜ける”、と
あります。
レストランの名前を確かめるために、恐る恐る廃墟に近づいて
みます。
確かに、レストラン「ゆらぎ」です!
次に来るときには、この廃墟も取り壊されているでしょう
から、それを考えると、案内書に記載する目印を何にするか、
というのは難しい問題です。
「ゆらぎ」の建物の横の駐車場の端に、下に降りる急階段が
ありました・・・
急な階段を降りると、国道下にトンネルがあり、トンネルの
歩道の脇を水が流れています。
トンネルを抜けて、急な坂道を上ると、正面に「うとう峠」の
矢印がありました。
「うとう峠」は、細久手~御嵩の間にあった「謡(うとう)峠」
と同じ呼び名なので紛らわしいですが、「謡峠」が”謡う
(うたう)”の意味なのに対して、こちらは”疎い”の意味
だそうです。
木の小橋を渡り、山の中の「うとう峠」の急な坂道を上って
ゆきます。
暫く歩いてゆくと、何と!、「マムシにご注意下さい」の
立て看板が!
ひぇ~!、熊、そして蜂、その次は、マムシですかあ~!
私は、小学校の頃から親しみのある青大将なら大丈夫です
が、”蛇”ではなくて敢えて”マムシ”と書いてあるのは、
毒を持っています、という意味なのでしょうか?
一休みしているところをマムシに襲われたら怖いので、休息を
とらずに、山の中の坂道をどんどん上ってゆきます。
すると今度は、何と!
「イノシシ出没のおそれあり、ご注意下さい」の立て看板が!
ひぇ~っ!、”熊”に、”蜂”に、”マムシ”に、次は、
とうとう”イノシシ”ですかあ!!
そして、その横には、再び、「マムシ注意」の立て札も!
もう、これで打ち止めにして欲しい・・・
でも、私は、たとえ何が出ようと、中山道は、やはりこの様な
土の山道の雰囲気が大好きなのです。
とは言え、やはりマムシに咬まれるのは嫌なので、この辺り
は、小走りで通り抜けます。
やがて、休憩所のある少し広い場所に出ました。
しかし、やはりマムシが怖いので、休憩せずに歩き続けます・・・
この休憩所からは、石畳の道に変わります。
石畳の道をどんどん上ってゆくと、やがて、右手に、いきなり
大きな団地が現れビックリします。
その団地の脇の石畳を歩いてゆくと、江戸からちょうど
100番目の「うとう峠の一里塚」の標識がありました。
この一里塚の先に、「日本ライン うぬまの森」と刻まれた
大きな石碑がありました。
もう鵜沼の町に入ったのでしょうか。
ここから大きな舗装道路に合流します。
大きな調整池を右手に見ながら、中山道の矢印に従って、
閑静な住宅街の中の坂道の舗装道路をどんどん下って
行きます。
やがて、右手が開けてきて町が見え始めました。
下の写真の「中山道鵜沼宿遠望」の案内板があり、鵜沼の町の
中山道の見どころを表示した地図が建っていました。
この坂を下りきったところに、写真の高札場跡と赤坂神社が
ありました。
もう鵜沼宿に入りました。
鵜沼宿の入口の近くにある名鉄・鵜沼宿駅から電車で、今夜の
宿である岐阜駅前のビジネスホテル(朝食付き:5,800円)
に向かいます。
太田宿から鵜沼宿までは、約10キロです。
中山道を歩く(51-3:太田・うとう峠) 岐阜県美濃加茂市 - 10km 2015.10.16
2016-07-09 21:28:43
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