(写真は小倉城)
またまた、実家の熊本に急用が発生し、6月27日
(金)から本日(7月8日)の12日間、帰省して来ました。
帰京日の本日(8日)は、接近しつつある巨大
台風の余波で、飛行機が揺れるかもしれない
ので、新幹線で帰ることにしました。
熊本から新横浜までの新幹線の旅は、長過ぎて
退屈なので、小倉駅で途中下車して、以前から
寄ってみたいと思っていた駅の近くの小倉城に
行って来ました。
小倉駅から徒歩20分の小倉城へ向かいます。
(写真の様に、小倉駅の真ん中から、市街地の
メインストリートへ向けて、モノレールの線
路が伸びています。)
(小倉駅前の祇園太鼓の像)
小倉城は、1602年に、細川忠興が7年の歳月を
かけて築いた名城で、4階部分よりも5階部分
の方が大きい「唐造り天守閣」として有名です。
小倉城の天守閣へ上ろうとすると、改修工事中
のために入れない、とのこと!
え~っ! ウソ~!
せっかく途中下車して来てみたのに・・・
がっかり・・・
仕方ないので、敷地内に復元されたという「小倉
城庭園」を見物しに行きます。
小倉城庭園(300円)は、小倉城の城主・小笠原氏
の別邸であった下屋敷跡を復元したものだ
そうです。
江戸時代の大名庭園と武家の書院を再現しています。
最初に小倉城を築いた細川氏のあとを継いで、
234年の長きにわたって城主を務めた小笠原氏
は、かの「小笠原流礼法」の宗家でもありました。
そういう訳で、小倉城庭園の中の展示室には、
江戸時代の武家の礼儀作法について解説した
ビデオが流されています。
他にも、大名が食したという季節感のある旬の
料理なども展示されており興味深いです。
復元された下屋敷は、書院造りで、入口から順に、
取次ぎの間、二の間、一の間、上段の間と続き、
更に、上段の間の横に、何と”上上段の間?”
までありました。
見物客は私一人でしたが、案内のお姉さんが
丁寧に説明してくれます。
池泉回遊式の庭園を眺めながら一休みします。
また、小倉城に隣接して松本清張記念館(500円)があります。
小倉で生まれ、「或る小倉日記伝」で芥川賞を
受賞した松本清張の記念館です。
東京の家から全てを移し、応接間や書斎などを
当時のままに再現、作家としての生涯の詳細が
展示してあります。
「点と線」などの創作メモや、代表小説の多くの
原稿が展示されており興味深いです。
小倉城散策を終わり、小倉駅に帰る途中で、
「旦過(たんが)市場」を覗いてみました。
通称「北九州の台所」と呼ばれる市場で、魚や
野菜の生鮮食品を中心に売る店が並びます。
平日の午後にも拘らず、買い物客でごった返していました。
小倉駅で、北九州・折尾名物のかしわめし駅弁を
買って食べながら新横浜に向いました。
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