(写真は、被災した熊本城を背景に走る市電)
熊本大地震から1年が経ちました。
私は、地震で崩壊した我が家の墓を修復するため
に、先月末(3月27日~31日)に、実家の熊本
へ帰省しました。
そして、帰省期間中に、震災後の熊本城を訪れて
みました。
熊本城は、現在、熊本地震による修復中のため、
本丸などへの立ち入りが規制されています。
しかし、二の丸広場周辺からの被災した熊本城の
外観の見学や、城内の食事処での食事は可能です。
以下に、被災した現在の熊本城の”悲しい”姿を
カメラに収めて来ました。
「飯田丸 五階櫓(やぐら)」:“一本足”の石垣で
支えている姿がすっかり有名になりました。
「未申櫓」(ひつじさるやぐら:次頁の写真)
:櫓は被害が少なかったものの、写真左手の
石垣は大きく崩落しています。
「戌亥櫓」(いぬいやぐら):戌亥櫓は、角石
一列で姿を保っています!
(左から)「小天守、宇土櫓、大天守」:重要
文化財の宇土櫓は持ち堪えたものの、手前の
西出丸の塀は倒壊しました。
「加藤神社」:現在、加藤清正を祀っている前頁
の写真の加藤神社への参拝は可能で、天守と
宇土櫓が並ぶ絶景を真近に見ることが出来ます。
(加藤神社から望む)「小天守と大天守」
:望遠で撮影すると、屋根の部分の損壊が
酷いのが分かります。
「馬具櫓」:5月10日の余震で石垣が崩れました。
「長塀」:242メートルもある日本で最長の塀が
倒壊しました。
上の写真の説明板は、被災前と被災後の長塀です。
上の写真は、復元のために番号が振られた石垣
です。
「熊本城稲荷神社」:加藤清正公が肥後の国主
として入国した際に、熊本城の守り神として勧請
された神社ですが、境内には、重機が入って
急ピッチで復旧が進んでいます。
本来は、熊本城一帯は、絶好の花見スポットで、
今年も、お花見の提灯が準備されていました。
(昨年の熊本城のお花見については、2016/4の
「今年のお花見・熊本城」を見てね。)
しかし、今年の熊本は異常な寒さで、本来なら
桜満開の時期である3月末なのに、未だ蕾で
一輪の花もありませんでした・・・
城内にある下の写真の「城彩苑」には、熊本の
ご当地グルメ店や土産店があり、被災後も、
観光客で賑わっています。
城彩苑の中には、次頁の写真の「湧々座」があり、
映像、芝居、展示物などで、熊本城の歴史を
楽しく体験出来ます。
(湧々座については、2013/7の「熊本城散歩」を
見てね。)
熊本と言えば、「馬刺し」と「ラーメン」です。
城彩苑の中の写真の「桜道」で、「馬刺し三種
盛り」(1,700円)を注文します。
新鮮で上品な味の馬肉で美味しい!
今週のNHK特番では、今回の地震で崩落した
石垣は、大部分が明治以降の改修のもので、
加藤清正が築いた石垣は、今回の大地震にも
耐えてほとんど無傷だったそうです。
特番によると、熊本城の築城開始の直前に大地震
による伏見城崩壊を目前にした清正は、地震対策
として、あの美しい石垣の傾斜”武者返し”を
考案したとのこと。
やはり、熊本の英雄・加藤清正は偉い!
全体として、熊本城の復旧は、まだまだこれから
といった感じでしたが、復元向け着実に作業が
行われていました。
お城を出て、熊本の中心街へ向かいます。
熊本と言えば、「馬刺し」と「ラーメン」です。
熊本の市街地の上の写真の「桂花(けいか)」
で、熊本ラーメンを注文します。
(桂花は、新宿、渋谷、横浜などにも支店が
あります。)
久し振りの熊本ラーメン固有のこってりとした
豚骨スープで美味い!
熊本の中心街の表通りは、綺麗に復旧して
いますが、一歩、裏通りに入ると、未だ、
地震の影響でブルーシートや囲いをして
作業をしている家やビルが散見されます。
3月31日に、熊本空港から帰京しましたが、
空港内には、写真の様に”完全復旧”の
掲示板がありました。
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