
これは、ポスト処理をigpuで行いdgpuの負荷を軽減しようと言うものですが、
絵を見ても分かるとおり、1フレームあたりの処理時間自体は増えています。
(遅延が大きくなっている)
ポスト処理をigpuに任せるため、dgpuは少しはやめに次のフレームに取りかかれるため、フレームレートはあがります。
(スループットがあがる)
ですが、遅延が大きくなるため操作がシビアなFPSや、格闘ゲームなどには向かないのかもしれません。
igpuとdgpuの性能が大きく乖離しているため、AFRやSFRなどは現実的ではありません。
また、これらの方法を使った場合、igpu側もdgpuと同じデータを持っている必要があり、メモリを圧迫する割に性能向上に繋がらず望ましくありません。
ポスト処理であれば、dgpuで処理したフレームの画像データだけを処理すればよいので、
転送されるデータも画像データのみとなり、メモリも圧迫されません。
きわめて現実的な落としどころでは有ると思います。