【将棋】棋譜並べをしてみよう!

自分が並べた棋譜の記録として書いています。タイトル戦、A級順位戦など取り上げます。

【棋譜並べNo.21-2】第4期叡王戦本戦挑戦者決定三番勝負 第2局 永瀬七段vs菅井七段

2019-03-15 07:30:43 | 棋譜並べ
【対局情報】
【対局情報】
開始日時 2019-02-19 15:00:00
棋戦 叡王戦
棋戦詳細 第4期叡王戦本戦挑戦者決定三番勝負第2局
先手 永瀬拓矢 七段
後手 菅井竜也 七段
場所 東京・将棋会館
持ち時間 3時間
戦型 角交換振り飛車


【リンク】
https://shogidb2.com/games/bd8b9144af10188095bf2ceb10f4052af6e8f10f


【前半まとめ】
・左金を攻めに活用する菅井流三間飛車、両者美濃囲いに組み、持久戦模様です。
・端攻めを絡めた攻防があり、先手が位を取りました。
・後手の馬が良く働いており、やや後手が指しやすい展開となっています。


【本譜】95手目〜

玉の近くにと金が出来ました。飛車角交換ですがと金を遠ざけます。


馬を切って銀を打ち込みました。


金取りで飛車を打ちます。


桂の捨て駒で空間を空けました。(△8六金と打つスペースを作った)


大駒の睨みで迫りますが、


ここまでくると後手玉が寄りません。(検討局面)


角を打って開き王手を狙います。


先受けにも金の捨て駒でした。


銀打ちで7四の金を抜き、自玉を安定させます。


この局面で詰みがあります。


△9五銀と一直線の変化へ進み、


二枚の角が並んだ局面で先手が投了となりました。



【振り返り】
《検討》


138手目△7三角の局面を見ていきたいと思います。
現局面は馬の王手に角合で先手玉に王手がかかっている状態です。▲7三同馬は△同桂左で、取った手が詰めろになってしまうので、8四の空間に合駒をして、後手玉に迫らなければ勝ち目はない、という状況です。


本譜は①▲8四香としました。この手には△9二玉(上図)とかわす手があり、後手有利となります。
馬取りをどうにかしなければいけませんが、▲7三馬は△同桂左ですので▲7五馬と切るしかありません。


②▲8四銀(上図)も候補にはありますが、同じように△9二玉には▲7三馬△同桂左で良いでしょう。


但し気を付けないといけないのは、検討図より▲8四香を△同歩とすると、▲7三馬(上図)から後手玉が詰んでしまいます。


以下一例として△7三桂左には▲8三銀△同金▲6二飛成△7二相駒▲7一銀(上図)~として詰みとなります。

よって交わす手が好手で後手が残していました。





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