【実戦次の一手 No.1、2】 鈴木九段vs郷田九段戦より

【棋戦情報】
開始日時 2019-03-06 10:00:00
棋戦 王座戦
棋戦詳細 第67期王座戦二次予選
先手 鈴木大介 九段
後手 郷田真隆 九段

【実戦次の一手 No.1】

85手目△7三歩とした局面です。
この後の先手の方針は？
※手が広い局面なので、本譜以外にも正解手はあると思います。








実戦は▲3二歩△同飛▲3三歩（上図）と進みました。


以下①△同飛には▲4四角（上図）と出るのが1番の狙いです。飛車は成れますが、▲8三銀から攻めていった時、角の睨みで玉が左辺に逃げる事が出来なくなります。（本譜は②△4二飛▲8三銀という進行でした。）



【実戦次の一手 No.2】

99手目△7五銀とした局面です。
攻めを繋ぐ一手を指したいです。








実戦は▲8七歩成（上図）と進みました。これを△同玉は▲8一馬で玉が狭く勝ちやすい局面になります。
次は▲8五香や▲8二角と縛る手が考えられます。


本譜は△6二玉▲5八香△5一玉▲8一馬（上図）と、上部脱出を防ぎつつ、敵駒を取って増やしていくという確実な攻めが決まりました。