【将棋】棋譜並べをしてみよう!

自分が並べた棋譜の記録として書いています。タイトル戦、A級順位戦など取り上げます。

【棋譜並べNo.7】第77期順位戦A級8回戦 羽生九段vs豊島二冠

2019-02-12 07:00:00 | 棋譜並べ
【対局情報】
開始日時 2019-01-31 10:00:00
棋戦 順位戦
棋戦詳細 第77期順位戦A級8回戦
先手 羽生善治 九段
後手 豊島将之 二冠
場所 関西将棋会館
持ち時間 6時間
戦型 角換わり腰掛け銀


【リンク】
https://shogidb2.com/games/3ff9166e14fb990f5e4d08635b75017ab693ea71


【本譜】


角換わり腰掛け銀になりました。
先手は4八金・2九飛型に後手は△6三金型とします。
▲6六歩に対して、後手から△6五歩と仕掛けました、


単に桂を跳ねて攻め合いを目指します。


桂を歩で取る方針です。


なので先手は桂を取らせている間に馬を作ります。


駒割りが互角に戻りました(ただし先手は歩切れ)。


飛車を引いて馬に当てますが、


歩成りで飛車の位置を変えます。


馬取りを見せつつ、玉頭に利かせました。


飛車と角を取り合って銀を引かせます。


取れる金を取らず、逆に桂を成り込みました。


▲2五歩と合わせます。


王手銀取りですが、


飛車取りに当てて攻めを催促します。


△1二玉と逃げた手で攻めきれないと判断し、先手の投了となりました。


【振り返り】
《序盤》
41手目▲4五銀まで前例がいくつかありました。
第65期王座戦二次予選☗斎藤慎太郎七段(現王座)-☖豊島戦 先手勝ち
その将棋は△4四銀と上がりましたが、△4二銀にも8局前例がありました。
49手目▲6二歩は覚えておきたい手筋です。


《中盤》
69手目▲8八銀に対して、後手は△6六桂が筋となります。その前に歩のたたきで5六の銀を退かし、玉周りを薄くする事で、より厳しい手になります。またその△4七歩には応手が多く(同銀、同金、逃げる手)、考えさせて手を迷わせる効果もあるのではないでしょうか?


《終盤》
投了図から少し検討してみようと思います。
現状後手玉は詰まず、4一の飛車が当たっています。


攻めを続けるなら▲2二銀ですが、


△4一銀と外した手が、△7八桂成(上図)▲同玉△8八角成以下の詰めろになります。


以下一例で、7七の地点で清算し△6五桂(上図)と打てばどこに逃げても詰みとなります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿