義母は月末に一度 医大の検診を受けていました
その日は奈良で過ごすことに 予定を入れていました
予約は10時に取っていますが 診察券を窓口に出した順番で待ち時間が決まります
医大の再診受付機が8時から開くと聞いたので 5分前に着きました
予約の人がすでに150人くらい並んで 順番待ちをしていたのです
病人本人も中には いるかもしれないし なんともしんどい現状だと思いました
再診受付を玄関入り口で済ませ 2階の内科受付のポストに診察券を入れて完了です
これは家族が動いてあげないと かなりの迷路で
高齢者や病人本人にはしんどい手続きだと感じました
母は要介護1なので ヘルパーさんの送迎と介助で
9時半に家を出て病院に出かけました
長期間の高血圧の投薬で かなり内臓機能が低下しているらしいのです
認知症がないだけに 心配性と取り越し苦労が更にひどく出ていて
喜びを見出せない日々を送っているのでした
私が帰ってから ややほっとしたのか体調も良くなったようです
おそらく体のだるさやしんどさを主治医に訴えると思いますが
急を要する事ではないと言われると思っていました
今日の検診の結果で 母も気持ちを決める事でしょう
そして私も それをしっかり受け止めて 善処してあげたいと思っています
高齢な大正5年生まれの二人の母を 介護する立場なので
家族皆で力を合わせて前向きに捉えていきたいと考えていました
ママが働きに出始めた事が思わぬ引き金となり
義母が動揺をはじめてしまったようです
それだけ 頼り切る部分が 同居を始めて7年の間に培われていたのでしょう
一日 門屋を閉めた生活をしてはいけない
朝は6時に門屋を開け 夕方6時に門屋の戸を閉めること
嫁まで働かせる家なのかと思われる事に みっともなさを感じる人でした
見栄と外聞にこだわり 嫁は家屋敷を守ることを正道だと生きてきた義母だから
体がしんどい時に門屋を開けておくということは 大きな屋敷を維持する重さとして
確かに母にはあるのでした
主治医の先生に脳溢血や脳血栓などで倒れるのではないかと
心配していることを訊ねたそうです
「その時は言語障害や運動機能障害などが先に出てくるので
急に倒れる事はなく 分かりますから・・・」と教えてくれたそうです
義母はそれから 落ち着きを取り戻してきました
今の体のしんどさは ジョンがサークルから飛び出した時に 誘引の紐を持って
孫息子に手渡してやろうと後を追っかけたからだと やっと気がついたそうでした
肩凝りと筋肉痛が 10日過ぎた今も続いていたのでした
母は歩行の時には必ず杖を突いて歩くのに その時は紐を持って走ったそうです
それくらい 一大事だとびっくり仰天の出来事だったのでした
体のしんどさの不安も取れて いつもの生活パターンが戻ってきて
母もやっと落ち着きを見せてくれるようになりました
しんどくって重たい毎日が 奈良に帰ってからも続き 楽しい事が何だったのか
どうしたら元の道に戻れるのかも 見失ってしまった私でした
いつもの楽しい気分を取り戻そうと ビデオやさんに出かけたり
あれこれとエンジンをかけてみる私でした~
キタノナダです
PS
置手紙のことづて欄が不具合中ですので、
コメントの設定を開始したいと思います。
皆様のお声を楽しみにお待ちしています(*^_^*)