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人間賛歌・もっちゃん4649

重たいわだかまりが (’08年12月の自分史)


セッコクです





ホタルブクロです





食事介護にスプーンを使い始めました


何をするにも右腕に負担がかかり 指の筋が使い痛みを起こしたようです


ブログの更新をお休みしようと思っていたけれど 昨日は長男の誕生日だったので

電話をかけて お祝いの心を伝えたのです


4年来の心の奥の 重たいわだかまりが吹っ飛んで 爽やかな風が

吹き抜けたような一瞬を感じました


涙さえ浮かんできて ウルウルしていたことを 記憶に留めておこう~と思ったのでした


母の認知症が表に出てき始めたのは 82歳の頃でしたから10年前になります


定年までの5年間は 月に一回だけ帰省して掃除やお金の支払いなどをして

後は福祉のお世話になって過ごしていました


いよいよ定年退職を迎えた時に 実家の母と義母は同じ大正5年生まれなので

同じように半分ずつの親孝行をさせてもらおうと決めました


半月ずつ移動して 庭掃除や家の片付けを中心に励んでいたのです


これが最大の私の出来る親孝行の遣り方でした


実家は4人姉妹ですから 私が半月介護して 残りの半月は3人の妹が交代で帰り

ショートステイを利用したりして過ごしていました


奈良の家は長男家族と同居でしたので 9人の4世代の大家族です


義母が寂しい不自由な思いはしないだろうと 高を括っていました


これが大きな誤算でしたが これ以上の譲歩はできないと決めていました


私が実家に帰省している間 義母が連れ合いや親類に悪口雑言を

並び立てていたことを知らなかったのでした

嫁の勤めのできない人間は返せ!
実家のことばかり大事にしすぎる!
私には老人ホームに行けと言うくせに 在宅介護を親にはさせて・・・


私には直に誰も何も言わないから 全く義母の気持ちの乱れを知らなかったのです


2年間くらい半月交代の介護が続いていた4年前に 美容院で

地域の人の噂話を初めて聞かされて 落とし穴にはまってしまいました


実家の母親ばかりを大切にする鬼嫁だと 面白おかしく尾ひれつきで噂されていたのでした


人の口に戸は立てられないし 介護を止めるか介護を取るか 

連れ合いとその夜遅くまで話し合いました


「35年間 きれいに勤め上げたお前の名誉まで傷つけてしまうから どちらでも良い

お前が択べ!」と 連れ合いの弁


そこで私は 独居で長い間不安な生活をしてきた母を択びました


奈良の家には私が抜けても8人の家族がいます

遅かれ早かれ実家の介護に専念するようになれば 離縁となるのは想定内のこと!


離婚届に判を押して 整理ダンスに入れて大分に来たのが4年前


半年ほど過ぎた時に 市役所から離婚が受理されたと通知を受け取りました


”実母の介護が終われば 奈良に帰る”と決めていますが 

鬼嫁だと ののしる屋敷には足を入れたくないというのが本音でした


まるで伏魔殿というイメージですから 足がすくんでしまいます


私の存在を必要だと思ってくれるのなら どこにでも喜んでいきますけど

今は連れ合いとの話し合いで 母を見送った後に 確かめようと思っているのです


長男と昨日ひとしきり近況報告など交換し合い 電話を切ろうとした時に

「おかやん、あのな!  おばあちゃんのことやけど・・・」と言う声が聞こえました


「えっ? おばあちゃん~?
 
今は特老にいるんでしょ?」


「うん。

最近いつもやけど面会に行くと、お前たち孫がいつも良く来てくれるし、

わしは嬉しいといって泣き始めるんや~。

お母さんにわしは申し訳ないことをした。

悪かったと謝っていると ついでの時に伝えて欲しいと泣くんやで~」


「ああ、そう(*^_^*)

お前の口から嬉しいことを聞くことが出来て、今日電話したことが

とても値打ちあるものになったわ。

母を追い出す羽目に追いやったのは 自分だったと気がついてくれたんやねえ。

過ちを悔いているのに 許してもらえないのは辛いだろうから、今度行った時に

”誕生日にお祝いの電話があったので、おばあちゃんの気持ちをおかやんに伝えたからな~”

と安心させてあげてな。

なんとも思ってないから~って(*^^)v」


嫁は身分の下からもらうもの~


義母の体質には旧い考えがいっぱい詰まっています

優しさを嫁に示す必要はない!と信じ込んでいる 井の中の蛙的義母でした


詫びる気持ちで涙を流すとは よほどのことだと思いました


優しさを私に示したことなど 一度もないと断言できる38年間でしたもの


連れ合いの命を見守る使命感で過ごしてきた38年でしたから 私はそれだけで満足なのです


伏魔殿の濃霧が消えていくのを息子の電話で感じました


涙がうっすらとその後 心のわだかまりをも消し去ってくれたと感じていました


重たい暗い気持ちが軽やかになり 私の択んだ道はまちがいでなかったと

2008年の終わりに胸を張って言えることを いつまでも覚えておきたいのです


明るい年を明るい気分で爽やかに迎えることができます\(~o~)/


介護の終盤にいよいよ向かい 正念場の日々が続いていますが

いたって楽天的な性格ですので 粘り強く確実に進んでいけそうです(*^_^*)


たくさんの励ましをいただきながら 失礼ばかりを続けている心苦しさは

また必ずお返しできる日があると 気長くこれからもお見守りくださいね(@^^)/~~~


年末年始は母と二人三脚でゆっくりと楽しみますので 5日頃までお休みさせていただきます


ありがとうございました!


どうぞ 良いお年をお迎えくださいませ

体の痛みも消えつつあります

PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の(画像)掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにお待ちしています(*^_^*)




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