平成16年の9月下旬の話です
奈良に帰ってみると 暗雲の立ち込めた 暗い雰囲気のぎすぎすした家になっていました
犬の騒ぎに端を発し
「親類が若い者に意見をしに乗り込んでくるという話になっている」
と 連れ合いが話してくれました
実家のことばかり大事にしすぎる!という 義母の蒔いたタネが
現実に芽を出し始めていたのです
不愉快な話ですが 聞いてくださいね
9月からママの保育園補助職の 勤務が始まりました
3人の子供の充分な養育費と小遣い稼ぎになればと 専業主婦を少し飛び出して
朝9時から4時までの仕事です
サヤも入園させて 同じ保育園に通うようになったのです
この話が決まりそうになった時 ママは自分の人生の転機だと捉え
喜んで勤めを続けたいと張り切っていました
あくまでも専業主婦のスタンスで 補助職を望んで内職の枠を超えない範囲で
勤められたらということだったのです
ピアノのレッスンは夕方そのまま続けていました
ママはピアノ専攻だから 特技として磨いていきたいという思いもあったのです
私も賛成!
子育ての間は長い目で見れば限られているから 専業主婦で満足を得られないのなら
無理のない範囲で積極的にやってみればと 私も応援の立場を取っていました
ママが日中家にいる事が 義母の心の安らぎだったのですが
9月からだれも昼間居なくなったので 一番淋しく影響を受けているのが義母だったのです
叔母夫婦が彼岸の入りにお墓参りに来てくれた時に
思いっきり自分の環境を愚痴ったようです
若い者たちは お医者さん通いをしている病人を一人残して昼間出て行ってるのだと
嫁は実家に帰っているし 私一人 気苦労が絶えないのだと
どこかのんびり 一人静かに医療付きの老人ホームはないものかと思うと
年寄りを一人にするなんて とんでもない息子夫婦だ!
意見をしに近いうちに出直してくるから~と言ってもらい
す~っとしたと連れ合いに話したそうです
連れ合いにしてみたら
「家の中の事を一々親類に構って欲しくもない! 面白くない~!」
と 立腹しました
狭い自分中心の考えをする義母なので 波風の立つ家になってしまっていました
一人になっている日中に ヘルパーさんの訪問をお願いするのも方法だし
義父が教職だったので 遺族年金も遣わずに貯めているから
特別養老に入る事も可能なのです
体調が優れない日も多くなっているのなら
親類の病院に入院するのも選択肢の一つでしょう
要は本人が決める事で 若い者は全面応援しますからと 考えを言いました
良かれと思って言った事が
「実の母親には半月も世話をしに出かけていって 私には入院しろとか
老人ホームに入れと言う嫁なんでっせ~」と近所の人にに話します
「ひどい嫁はんでんな~~」とひそひそ話が続くのです
面白おかしく尾ひれがついて 噂は隣近所だけでなく
隣町の美容院でも流れていたのでした
嫁姑問題はただでも難しいのに
しばらくは気の重い日が続きそうです
良い解決の出口にたどり着かねば~と思っていました
忘れもしません
10月9日に美容院の先生に噂話を聞かされて
ガーンと頭を叩かれたようなショックを受けました
まさに晴天の霹靂とはこのことをいうのだと思いました
岩根絞りです
PS
置手紙のことづて欄が不具合中ですので、
コメントの設定を開始したいと思います。
皆様のお声を楽しみにお待ちしています(*^_^*)
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