110センチの視野

車椅子からの視野は地上約110センチ。
110センチの視野から見た世界を、ドリームチャレンジャーの平野もときが綴る

それでも男か!

2008-08-29 17:22:36 | Weblog
北京オリンピックは、閉会式をテレビで見なかったせいか、知らぬ間に終わってしまった気がする。日本男子サッカー、野球の惨敗があったせいか、消化不良の感は否めない。予想通り日本選手団への審判のジャッジは厳しいようにみえたが、それも今はどうでもいい。なぜなら審判の判定を言い訳に、開き直った野球の星野監督の姿に失望したからだ。

「全ての責任は自分にある」と言っておきながら、負けた理由は国際試合と国内リーグのストライクゾーンの違い、国際審判のあいまいな判定のせいもあると発言したのだ。五輪までは星野監督のことを男の中の男と言えるほど、かっこいい日本野球界の兄貴的存在だと思って尊敬していた。どうやらオレは大きく間違っていたみたいだ。

男ならひたすら黙って非難を浴び、非難を受け止め、それをバネにして這い上がって欲しかった。一言も言い訳と思えるコメントを発して欲しくなかった。こんな器の小さい人間を日本野球界の威信を懸けた闘いを統率するリーダーとして選任して、送り出してしまったことは日本スポーツ界の歴史的汚点だ。情けない限りだ。逆に言えばそれだけ人材が乏しい現実が浮き彫りとなった。

選手の心情やコンディションを配慮し過ぎて、オレ流と称する優柔不断な采配しかできなかった星野ジャパン。あれでは選手がかわいそうだ。来年開催されるWBC(ワールドベースボールクラシック)の監督第一候補に星野監督が挙がっているようだが、勘弁してもらいたい。

オレとしては、この際勝つために変なプライドを捨てて、外国人監督も選択肢の一つにぜひ入れて欲しい。オレ的にはロッテのバレンタイン監督をお勧めする。日米の野球に深く精通しているし、人望も厚い。そして何より外国人だからこそ、日本人には見えない、日本人の弱点や長所を客観的に見極めることができるからだ。


記)Motoki