110センチの視野

車椅子からの視野は地上約110センチ。
110センチの視野から見た世界を、ドリームチャレンジャーの平野もときが綴る

風と共に...

2011-02-23 19:36:53 | Weblog
久々の詩の投稿です。ぜひぜひ読んで下さい!


風と共に...

いつか見た景色が ふとよみがえる静かな夜
あの人はどこかで元気にやっているのかな
きっとあいかわらず今日もいい顔しているんだろうな

たとえ二度と会えなくても 心に刻んだあの瞬間
その全てがきっと弱気なオレの原動力

人は自分探しの旅の先に
どんな答えを欲していたのか
忘れずに生き続けることなんてできるのかな


今、今、今と必死になり過ぎて
大事なものが何だったのか
それすら思い出せない

いつの現代(とき)も 吹き止まぬ風のように
オレの心も不安定だけど 忘れたくない

そこに変わることのない あの日誓った約束があるから
今日も「らしさ」を貫き通したいのさ


いつか見た夢を ふと懐かしく感じる休日
あの時の心の鼓動を 追い求めていたりするのかな
でも今のオレに それをかなえる術はないんだろうな

だからこそ思い出せるんだろうね こんなに微笑(ほほえ)ましく
その全てがきっと明日のオレを突き動かす

どんなに些細なことも見逃さずに
ちゃんと残しておけたらいいな
あの時感じた痛みや喜びのその理由(わけ)を


今、今、今と必死になり過ぎて
大事なものが何だったのか
それすら思い出せない

いつの現代(とき)も 吹き止まぬ風のように
オレの心も不安定だけど 忘れたくない

そこに変わることのない あの日誓った約束があるから
今日も「らしさ」を貫き通したいのさ

記)Motoki



願いと想いのはざ間で

2011-01-06 14:34:08 | Weblog
2011年、明けましておめでとうございます!

新年第一弾の詩をアップしました。

チームスポーツにおいて、選手一人一人に伝えたいことはたくさんあるけれど、
それをどのように分かってもらえる様に伝えていくかが本当に難しい。

そんな葛藤の思いをオレなりに表現してみました。


タイトル:願いと想いのはざ間で

それが君に伝わるかどうかは分からない
でもずっとささやき続けるって決めたあの日から
月日がどれだけ進んでしまったのだろうか

伝えたい想いは君の中にどう響いたかは分からない
でも信じ続けることしかできないと悟ったあの日から
これからも変わらず唄い続けていくだろう


いつか少しでもいいからこの願いを感じてほしいな
明日に向かう力に変えてくれたらなおいいな

たとえ今じゃなくてもいいからこの想いを感じてほしいな
そして誰かにも教えてくれたらもっとうれしいな


人はどう生きたってきっと誰かを傷つける
だからこそ今この瞬間は強く抱きしめてあげたい
どんなに君の心が離れてしまっていても

もういいやと簡単に投げ出すことなんて考えもしない
だってただただ君と一緒にこのメロディーを奏でたいだけだから
あきずにゆっくりとこの道を歩き続けていくだろう


ほんの少しでもいいからこの願いに触れてほしいな
昨日の嫌なことを忘れられたらなおいいな

暗い(Cry)今は辛くてもいいからこの瞬間(とき)の痛みを力に
そしていつの日か夢の続きを語り合いたいな 


いつか少しでもいいからこの願いを感じてほしいな
明日に向かう力に変えてくれたらなおいいな

たとえ今じゃなくてもいいからこの想いを感じてほしいな
そして誰かにも教えてくれたらもっとうれしいな

記)Motoki




宿命

2010-12-08 18:14:38 | Weblog
12月4、5日に名古屋で電動車椅子サッカー界の最強チームを決する大会、
日本電動車椅子サッカー選手権大会が開催された。

オレが監督を務めるサッカークラブチーム「Yokohama Crackers」は、
あっという間に初戦で敗退しました。。

試合残り3分でまさかの2失点で、1点リードしている優位な状況だったにも
関わらず、一瞬にして天国から地獄に滑り落ちた。

純粋にに監督のオレの油断が招いた最悪の結末。その責任は重い。重過ぎる。

そんな逃れられない運命的な人生経験を、第二弾の詩にしてみました。


宿命

どんなに飢えていても
どんなに心から訴えても
どんなに欲していても超えられない壁がある

こんなに願っているのに
こんなに求めているのに
こんなにもがいているのに
その先にあるだろうゴールが見えない

もうここでいっそのこと倒れこんで楽になりたい
もう何の希望を抱くべきではない
思いが強ければ強いほどきっと深く傷つくだけだろう

でもそれでいいのか
そんなに安いものだったのか
お前の信念は
そう自分に問いかけるオレがいる

いいわけないだろう
そんな弱音を吐いて
物思いに自分の殻に閉じこもりたいだけだろう

筋書きがあったようにさえ思える悲劇もある
それが宿命というものなのか
でもドラマのように幸運が舞い降りることだってあるはず

きっとオレたちはそのかすかな可能性を求め続けている
だから明日も生きていけるのだ

背中を押してくれる仲間が
またそんなオレの葛藤を消し去ってくれる

生きることに生きろ
そうささやく声がまた今日も聞こえる

記)Motoki



今唄いたいこの想い

2010-12-02 17:06:55 | Weblog
本当に、本当に、本当に久々の投稿になってしまった。。

もう2010年もわずかしか残っていないのですが、あさってから
オレにとっては一年の中で最も濃密な2日間が待っている!

そう、電動車椅子サッカーの日本一のクラブを決める選手権大会が
土日に名古屋で開催されるのだ。

監督に就任して3年目の節目の大会なので、より一層の闘志がみなぎっている。

どうもオレは不真面目な男で文章にしてブログを
更新するのは長続きしないので、今後はそのときの
素直な想いを表現した詩を書いていくことにしました。

その第一弾をぜひ一読あれ!


「今を生きる」

君と出会ったあの瞬間から
オレの世界が拓けたんだ

君がいてくれたから
今もがむしゃらに前を向いて歩いていられるんだ

君と一緒に語ったあの夢を
今もまだ追い続けているんだ

君がいなくなったあの日
背負うものが増えちまったんだ

でもそれは決して重荷なんかじゃない

どんな困難からもオレを守ってくれる君の手が
今日もオレの背中を押してくれるんだ

君はオレを置いて先に旅に出たんだ

「またね」とだけささやいて

はるかかなたに君が行ってしまっても

いつかまた再会するんだ

そのとき君の顔を見てオレは悟るんだ

決して今のオレの人生(みち)が間違っていないことを

「ありがとう」と

一言オレは君にささやくんだ

記)Motoki



変わらぬ思い

2009-06-24 17:39:53 | Weblog
本当に久々の更新になってしまいました。。

去年の7月にも同じような内容の文章を書いたのだが、またしてもこの悔しい想いが込み上げてくる。電動車椅子サッカー、全国大会の予選大会でオレが指揮するYokohama Crackersは再び強敵に屈したのだ。関東で圧倒的な力を誇示し続けるレインボー・ソルジャーに0-1で負けた。ここ何年も勝っていない相手。でも今回だけは勝つことしか考えていなかった。手応えもあった。

今年の決勝戦、オレは監督に専念した。前半は最近では一番と言える内容。選手の気迫も十分だったし、五分五分に渡り合った。しかし相手に隙は全くない。じっくりと研究されて守りを固められ、それに対処する手段を十分に選手に助言できなかった。そう、敗因は全てオレにある。

後半に失点したあと、攻めるしか選択肢はないのに中途半端な試合運び。こんなはずじゃないのにと思っても後の祭り。今回は勝てるという慢心があったのかもしれない。現実は、勝負はそんなに甘くなかった。

この壁を越えられない限りオレの人生は、心は満たされない。背負うものがあるからオレはまだまだ戦い続けないといけない。次は勝つ!己に。

記)Motoki



マルハンカップ

2009-01-06 14:15:59 | Weblog
オレがマルハンの契約社員になってから、初の大きな仕事が1月18日(日)にあります。それは「マルハンカップ」です。

国内規模の電動車椅子サッカーの大会では初めてとなる国際ルールに準じて行う、最高速度10kmの熱いバトルが繰り広げられます!お時間のある方は、ぜひ観覧に来ていただければと思います。

参加予定チームは、神奈川県選抜、東京都選抜、長野県選抜、そして我らマルハン選抜チームです。オレも選手としても参戦します。

開催する会場は、平塚市の馬入ふれあい公園内にあるひらつかアリーナです。(住所:〒254-0026 平塚市中堂246-1、TEL:0463-25-0011、URL:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/banyu/arena.htm)

競技の開始予定時刻は12時です。このマルハンカップが無事何事もなく閉幕できるように精一杯頑張るのみです!

記)Motoki

攻める

2008-12-05 18:05:49 | Weblog
「攻撃は最大の防御」と言うが、それを実行することは容易ではない。特にサッカーなどのチームスポーツという分野では、全員の意識を攻めることに集中させるのは難しい。相手に攻め込まれる苦しい状況になればなるほど、守りの意識だけが高まり、追い詰められていく。そのまま悪い流れを断ち切れないと精神面で劣勢になり、最後は混乱状態に陥ってしまうのだ。

ではそうならないためには、どう対処すればいいのだろうか。やはり日頃の練習や普段の生活において攻めることとは、どういうことなのかを意識して行動することが不可欠だ。

具体的な例を挙げるとすれば、サッカーの場合は、まずとにかくゴールに向かってシュートを打つこと。野球の場合は、バッターで言えばバットをおもいっきり振り切ること。ピッチャーで言えば、相手にぶつけても良い覚悟で内角にストレートを投げ込むこと。日常生活のひとコマで言えば、今まで言えなかった思いを誰かに伝えることも、攻める姿勢に変わりはない。

ここでの共通点は、攻めるためには「チャレンジ」する冒険心がキーポイントで、「いちかばちか」という開き直る気持ちが必要だということだ。気持ちで相手に負けていないと信じ切れれば、勝負はその時点で勝ちである。その結果は関係ない。例え敗北を喫したとしても、少なくともトライした結果の結末で、ただ負けるのとでは意味合いがまったく異なる。

はじめは不安でもとにかく自分を信じて、味方を信じて、反復して「攻める」ことを徹底することが最も大切なことなのだ。そうすれば自分の意識に変化が起こり、視点が変わり、見える日常の景色が大きく変わってくる。それこそが人間が持つ無限の可能性を引き出す源だとオレは確信しています。ポジティブに勝る良薬はない!

記)Motoki


勝ちたい

2008-11-12 16:05:18 | Weblog
なぜもっとシンプルになれないのか?

なぜもっと素直に熱くなれないのか?

なぜ味方をもっと信じられないのか?

なぜオレはチームを勝利に導くことができなかったのか?

何故という悔しさを超えて、空しさだけが体中を埋めつくしていた。

チームの体質を変えるために今年度から監督に就任して、とにかく気持ちで負けないチーム作りを目指してきた。

しかしながら全国大会の舞台で3年連続初戦敗退という厳しい現実。

メンタルで相手に圧倒されてしまったことが一番ショックだった。

オレは何かチームにプラスの効果をもたらすことができたのか?

一体何をやってきたのか?

自問自答を繰り返すばかり。

そんなオレを救ったのは、チームメートのボランティアの方が投げかけてくれた言葉だった。

「あのプロ野球の楽天の野村監督だって、チームを作り上げていくには最低3年はかかると言っていた。」「モトキはまだたった一年目なんだから。」

そう、オレには支えてくれる人がたくさんいる。

そんな人たちのためにも、来年は気持ちだけはどこのチームよりも上回る、本当の意味の挑戦者として全国の舞台に挑みたい!

単純明快、されどその道のりは険しい。でも、だからこそ人生は楽しいのだ。

記)Motoki



電動車椅子のファンキー野郎が語る

2008-09-07 11:12:33 | Weblog
ホント急な連絡になってしまいましたが、本日9/7(日)の17:00~18:00に講演します。内容は「電動車椅子のファンキー野郎が語る」です。

場所はSLU (SecondLife University)といって、セカンドライフというインターネット内の仮想大学で行います。セカンドライフについては以下を参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Second_Life

セカンドライフHP:http://www.geocities.jp/slu_project/

セカンドライフを見れない人は以下からも見れます。
http://www.geocities.jp/slu_project/live.htm

時間ありましたらぜひ見てください!


記)Motoki




それでも男か!

2008-08-29 17:22:36 | Weblog
北京オリンピックは、閉会式をテレビで見なかったせいか、知らぬ間に終わってしまった気がする。日本男子サッカー、野球の惨敗があったせいか、消化不良の感は否めない。予想通り日本選手団への審判のジャッジは厳しいようにみえたが、それも今はどうでもいい。なぜなら審判の判定を言い訳に、開き直った野球の星野監督の姿に失望したからだ。

「全ての責任は自分にある」と言っておきながら、負けた理由は国際試合と国内リーグのストライクゾーンの違い、国際審判のあいまいな判定のせいもあると発言したのだ。五輪までは星野監督のことを男の中の男と言えるほど、かっこいい日本野球界の兄貴的存在だと思って尊敬していた。どうやらオレは大きく間違っていたみたいだ。

男ならひたすら黙って非難を浴び、非難を受け止め、それをバネにして這い上がって欲しかった。一言も言い訳と思えるコメントを発して欲しくなかった。こんな器の小さい人間を日本野球界の威信を懸けた闘いを統率するリーダーとして選任して、送り出してしまったことは日本スポーツ界の歴史的汚点だ。情けない限りだ。逆に言えばそれだけ人材が乏しい現実が浮き彫りとなった。

選手の心情やコンディションを配慮し過ぎて、オレ流と称する優柔不断な采配しかできなかった星野ジャパン。あれでは選手がかわいそうだ。来年開催されるWBC(ワールドベースボールクラシック)の監督第一候補に星野監督が挙がっているようだが、勘弁してもらいたい。

オレとしては、この際勝つために変なプライドを捨てて、外国人監督も選択肢の一つにぜひ入れて欲しい。オレ的にはロッテのバレンタイン監督をお勧めする。日米の野球に深く精通しているし、人望も厚い。そして何より外国人だからこそ、日本人には見えない、日本人の弱点や長所を客観的に見極めることができるからだ。


記)Motoki