苔のしぼ 七重八重十重 梅雨明かり
アブラゴケ/蘚セン類
乾燥状態のアブラゴケの上から、しずかに水を注ぐと、
雲母のようにキラキラとした剥片が葉の表面から流れ落ちるのを
観察することができる。
アブラゴケ/蘚セン類
半日陰になっている林縁部の湿った土の上で生育中。
植物体は柔らかい感じ。
（広島大学・東広島キャンパス）
コマチゴケ/苔タイ類
湿った砂礫質の土壌で生育している。
大雨のあとでは、＜住所＞が多少変わったりするかもしれない。
湿地という緩衝地帯があるので、たとえ押し流されても、
林縁部か湿地の植生域のどこかにひっかかって、生育し続けられる可能性が少なからずある。
（広島大学・東広島キャンパス）
コマチゴケ
生育環境： 林縁部と湿地にはさまれるようにして流れているせせらぎ沿い。
（広島大学・東広島キャンパス）
これまでの観察では、
この Riccardia は雌雄同株で、両性枝がある。
このあとさらに、雄枝・雌枝があるかどうか調べる。
葉状体腹面の中央はもりあがっている。
この点で言えば、腹面は凸状である。
もりあがっている中央部から葉状体翼部にかけては、
いくらか凹面ぎみになっている箇所があるため、
うちわ状になった葉状体腹面のみかけは、デコボコしている。
葉状体最終枝の横断面。
内部細胞は表皮細胞よりも大きい。
葉状体翼部の単細胞層は、１－２細胞幅である。
横断面に大きなトリゴンはない。
背面(写真上側）・腹面のどちらも、凸面状である（？）。
