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頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

ペットショップの前に本屋さんに行こう。

2013-10-17 21:58:12 | 「ニンゲン」のことについて
ニンゲン、というのは不思議な生き物でありまして、ペットを飼うというのは「ペットショップで生き物を購入する」ことからスタートすると思い込んでいる人がなんとも多いのです。その結果どうなるかというと、飼い始めてみたけど飼い方がわからない、とパニックになってインターネットで飼い方を聞く人が実に多いのです。

例えば、ハムスターの場合は、環境に慣れさせるために最低一週間は餌と水の交換程度のお世話だけに留める、というのがお約束です。なのに買ってきていきなり「手乗りにしたい!」とハムスターをむんずと捕まえて、ガブッと噛まれて大騒ぎ、なあんて人が本当に多いんですよ。

私は、生き物を飼うのだったら、ペットショップではなくまず本屋さんに行けと言いたいです。
本屋さんには様々な飼育本が売られています。中には内容が古かったり、間違っているものもありますが、何冊か読み比べるうちに、何をすべきかがわかってくるはずです。そしてより根本のこと「本当に自分たちに飼えるのだろうか」ということを考えられるはずです。

私も「こがね」を飼い始める前に何冊か本を読みましたが、それでも間違いだらけの連続でした。事前に飼い方を調べていてもこうなってしまうのですから、なんら前知識の無いままハムスター、そして他の生き物を飼おうというのは無謀すぎます。

より良い飼い主になるために、まずはペットショップに行く前に本屋さんに行こう。


私のしていることは虐待なのだろうか。

2013-10-10 20:21:13 | 「ニンゲン」のことについて
私が最近出入りしているとあるサイトでハムスターに関する情報交換をしていると、変わった人に絡まれるようになりました。
きっかけは、ある人の質問に答えたことです。その人は私の回答に一応納得したようで、きちんとお礼の言葉も頂いたのですが、なぜかまた同じような質問内容のトピックを立てていました。
それは「先ほど○○というアドバイスを頂いたのですが、本当にこれであってるのでしょうか?」といったような書き込みでした。私もついいらっとしてきつい言葉を返してしまったのですが、その時に

「あなたが回答者を見る目がないからこうなるんですよ」

と、そのトピ主へとも私へともとれる非難めいた書き込みを残していった人がいました。その人はこのサイトの常連のようでした。
私はこの時からどうやら目をつけられてしまったようなのです。

それ以来私が質問に対して書き込みをすると、直後にその人から私を揶揄するような書き込みをされるようになったのです。
また、「こがね」の腎疾患が発覚し、この後どの様に世話をしたらいいかという事を相談してみたところ
「今まで生きてくれたハムスターに感謝しろ。出来ることなどない。お前の飼い方がいい加減だからそうなったんだ。」
という投稿がされたこともありました。
挙句の果てに、ゴールデンハムスターを狭苦しいケージに押し込めて飼っている奴が偉そうなことを言っている、と遠回しに言われたこともありました。

ここで私は我慢の限界が来てしまい、気がついたら通販で衣装ケースと改造用の工具一式を購入していました。

一晩たって、少し落ち着いてから、夫に今まで言われたことなどを話してみました。

「…でもさあ、俺、ハムスターの本を読んで思ったんだけどさあ。」
「うん。」
「ハムスターの行動範囲って1日に数10キロなんでしょ?」
「うん。」
「それじゃあさあ、いくら大きいケージを用意したところで、狭いってことに変わりはないんじゃないのかなあ。」
「…。」
「それを言い出したら、ハムスターを飼うってこと自体、虐待だよね。でも自然の中で暮らすことが必ずしもハムスターにとっていい暮らしであるかどうかは別だよね。」
「…うん。」

生き物を飼うというのはbetterの積み重ねです。bestはありません。動物園の生き物たちだって、見様によっては虐待を受けているようなものです。でも自然に帰したら本当に生きていけるのか、そこはまた別問題です。

先ほど例に出したサイトの常連さんも、はじめからbestな飼い方ができたかと言ったらまずありえないでしょう。betterの積み重ねだったと思います。その間には何匹ものハムスターが命を落としたかもしれません。
ただ、そのbetterの積み重ねをbestだと勘違いしているから、今回のような揉め事が起こったんじゃないかと思います。

何回か今までに書いたかもしれませんが、ハムスターというのは飼育法の確立されてない生き物です。現時点のbestが3年も経てば「虐待」と呼ばれる可能性も無きにしもあらずです。
bestに辿り着くまで私は何度となく虐待とbetterを行ったり来たりするかもしれません。その結果、生き物を飼うということ自体が嫌になってしまうかもしれません。
ただ、今は目の前にある命をどうしたら良いか、それを考えるだけで精一杯です。