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猫写真集「あきらめニャければうまくいく」の猫写真家モリケンこと森永健一ブログ。しらべぇにも取りあげられた経歴もあります。

長崎の尾曲がりネコに会いたくて @長崎のネコたち

2017-10-18 12:11:19 | モリケンのネコ写真!
長崎のネコは鍵シッポが多い。

その話しは以前から聞いていて、実際5年以上前に1度、鍵シッポのネコを見たくて長崎に行ったんだよなあ。

そのときに知ったのは、実際には鍵シッポではなく、丸くてまるで球のようなシッポという感じということ。

いやあネコの撮影に行った2日間、ひたすらネコのお尻ばかりを追い続けるという、人間だったら変態行為だなあということをし続けたのでした。
本当に人間だったら100%逮捕されてたなあ。

普段はネコの正面や顔が入るようになどを狙っているけれど、長崎での撮影の場合は、「シッポ見せて、歩いて、ほら、向こう」なんて、変態ワードを
独り言のように唱えるのでした。

それから長崎には結婚披露宴の撮影で何度が来ているけれど、ネコの撮影はしていなかったなあ。

そうなのだ。何を隠そう私はブライダルカメラマンなのだ。
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とっても自然にブライダルカメラマン森永健一を宣伝することに成功したので、長崎のネコの話しに全速力で軌道修正しよう。


とはいえ、今回も長崎での結婚前撮りロケーションフォトの撮影でやってきたのだ。
時間は前乗りをして、ロケーションハンティングという撮影前の下調べをした後に行ったので、時間的には3時間もなかったりする。

まずは坂本龍馬のブロンズブーツが置いてある、亀山社中へ。
長崎は基本的に丘の上に街が形成されているので、とにかく歩き出すとひたすら坂や階段を上ることになるのだ。
亀山社中のある寺町エリアはその名の通り、お寺が多いエリアである。

丘の上にお墓が立ち並んでいるので、ネコがいそうなエリアだ。
しかも、長崎市内のこういったところは、細い路地や階段でしか行けない所が多く、車が侵入することができないのでネコにも安全だったりするのだ。



というわけで、寺町を後にして、あとはひたすら歩き続ける。

途中、観光名所のめがね橋を眺め、人気のある♡の石を探して撮影(めがね橋に1個。グラバー園で2個発見)。

私は観光も怠らないのだ。

とある場所の路地裏を歩いているときのこと。
ネコが見えたので写真を撮って、さらに近づいて行くと、路地に置いてあるベンチ(階段や坂が多いので、休憩用の為に置いてある)で、ひなたぼっこをしながら歌っているおじいちゃんに出会った。

写真を撮ってたら話しかけられ、そこから30分くらい立ち話。
おじいちゃんの半生などを聞きながら長崎の話しを教えてもらった。
いつも撮影に行っていて、誰かと出会って話し出すとずっと話してしまうのが、私のネコ撮影の流儀。

以前行った福岡の島では、第二次世界大戦の際、通信兵だったおじいちゃんに出会い、そこで1時間くらい戦争の話しを聞かせてもらったり、この島は今ではこんなにきれいだけど、昔そこまで海だったとか興味深い話しを聞くことができるのだ。
通信兵だったおじいちゃんは、かの有名な暗号「ニイタカヤマノボレ」の通信を受けたけど、その暗号を知らないので何のことかわからなかったと、歴史の生き証人と出会ったりと、人との出会いは醍醐味だなあと改めて感じさせてもらったのでした。


さてまた話しを戻して、長崎のおじいちゃんの話し。
左官職人だったそうで、あの家とかこの家は俺が建てたんだぞとか。
最愛の奥さんは数年前に亡くされたそうで、もう死んでも構わないんだあといいながら、いろんな思い出を話してくれました。

もう左官もやめたから、死んでしまう前に何人かでもいいから、俺がやった仕事を見てもらいたいといって、自分が作ったお墓があるから見て欲しいと言われて一緒に行くことに。

俺がやったのはこれだ。
この横にある墓の壁を目を閉じて触ってみろ(目を閉じて触ると、感触で善し悪しがわかる)といわれたので、触ってみる。
おじいちゃんのつくったお墓の壁は、きめ細かいザラザラ感があって、とても繊細な印象。
もう1つの別のお墓の壁を触ると、目が粗くてまるで大根おろしのようだった。

職人の手仕事ということを実感。
この新しい方は、今の技術で作られた物で、数年前に作られたそうなのだけど、すでに色も何十年も経たかのように見える。
一方左官職人のおじいちゃんの方は、まだまだ新品のように見えるというのだからすごい。

今の時代は職人なんか必要とされない。
安ければいい世の中になったんだとさみしげに話してくれた。

そんな感じで、3時間もないネコ撮影で30分以上おじいちゃんと話していたけれど、なんだか楽しい時間なのでした。
今度は酒でも一緒に飲みたいなあといいながら、おじいちゃんは誰も待つ人のいない家路に着いたのでした。


さてさて、長崎の尾曲がりネコの話しはどうなったか。。。


それは次回へ持ち越しにするのだ。


待て次回!


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