月の照る夜に

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「リメンバーミー」おかわり

2018-04-27 12:07:06 | nao映画

映画ランキングでは、6週目で4位。動員人数330万、興収42億を超えたそうです。
1位はコナン。これはもう圧倒的(シリーズものだしね~)
「リメンバーミー」まだまだ口コミで見る人も多そうだし、リピーターもいるから、5月いっぱいくらいやってくれないかな~

ツイで、字幕で見たいのに吹き替えしかやっていないから見ない、盤になるのを待つというのをちらほら見かけますが、これは本当にもったいない。
もちろん、こういう映画で、どちらか1つしか選択肢がないというのはおかしいと思うし、全部の映画館で両方やるのは難しくても、近場でどこかで見られるようになっていた方がいいけれど・・。
ちょっと検索すれば、吹き替えの評判がいいのはわかるし、何より、あれは見るなら一度は映画館で見るべき。
英語やスペイン語の語感を楽しんだり、本国版の声優のファンなら、字幕で見たいですよね。
私も実写映画は絶対字幕。本人の声、演技で見たいから(笑)
でも、アニメはどこ版も吹き替えだから(笑)両方見るのが理想。
日本版吹き替えのいいところは、字幕を読まない分、画面に集中できるところ。
実写と違って、アニメはその画面は全て作っているので、無駄に映っているものはないから。
そして、今回の吹き替えは、違和感なく映画に集中でき、かつ素晴らしい出来だから(笑)
(時々、吹き替えの評判があまり良くないようなこと書いてる人がいるけど、どういう検索をするとそういうのが出てくるのか、謎? もちろん、悪いというのが0ではないけれど、全体でも、直人さんに関しても良いという方が圧倒的に多い)

一昨日は、ちょっとひと山越えたので、開放的な気分の中、「リメンバーミー」へ。
立川の極音上映2回目。
前回、音の良さに感動したので、再び~(笑)
1回目の時より、小さい箱になっていたけれど(座席180)、その分音も凝縮されてさらに深く包み込まれるような感じに思えました。
高音の伸びやかさと、低音の重量感。スクリーンは大きくはないけれど、今度は前の方で見たので、何だか質感がすごくよく見えたような気がしました。
ここはレディスデーとか関係ないので、通常の日だったけれど、半分以上埋まってました。

極音上映とは・・

ただね、始まる前のスタッフのご挨拶&注意で、↑も言ってほしかった・・。飲食などご配慮を・・とは言ったけれど・・。
後ろの席の男の人が、ずっとビニール袋の中のものを食べていて・・。そのたびにガサガサ、ガサガサ。映画の最中に振り返って注意もできないし・・。
音にこだわってるから見に来ている人も多いんだから、「食」は禁止にしてほしい。

もうネタバレはいいですよね。好きなとことか、今回確認できたことをつらつらと・・(笑)


ヘクターの台詞で好きなのが「少年」呼びと
「帰りなさい」
「ココ~!」

見るたびに、ミゲルのギターを弾く手の動きと音のシンクロがすごいな~と思う。
隠れ部屋のグッズの多さに・・私もああいう部屋がほしい(笑)
ママココのプロレスマスク姿が可愛い。
おばあちゃんは強烈だけど、家族を守るという一念が強いのよね~ それを否定はできないと思うし。自分の夢を実現したいなら、それに負けないくらい一念がなければ・・。
隠れキャラ、ニモはわかってみても、早くてわからない(笑)
トイのキャラたちはわかりやすい。
そう、日本語のフォントが古臭いのはわざと? 最初のディズニー提供とか・・

松雪さんの声は、最初はわからないと思ったけど、むしろ歌声は松雪さんって思ったし、台詞もところどころ、ああなるほど~って思った。何度か見てのことだけど・・。
だいすけお兄さんはわからなかったけど、もともとどんな声かよく知らないし(笑)
陽彩くんは、まっすぐな感じがミゲルにぴったり。歌は素晴らしいし。なんだろ、声が綺麗て、のびやかで、何ともいえない艶がある感じ。

直人さんのヘクター。ちょっとヘタレでお調子者の軽い感じがいい。
ヘクターは21歳でなくなったらしい。だから死者の国でも若い。
それが、ミゲルと出会い、過ごすことによって、ヘクターも成長してるというか、大人になっていく。声にもそう感じさせるものがある。
最初の出国の場面で、娘に会いたくて、長いことああいうことを繰り返していたかと思ったら、切ない。
イメルダはヘクターより1歳上? 亡くなった時は70歳くらいらしい。
強い?(笑)だからアレブリヘも強い?
ということは、チワワみたいな小さなアレブリヘを連れてるデラクルスは本当は小心者?

ヘクターの服がボロボロなのは、忘れられかけているから。
骨ももろく、折れて、継いでもいるし。金歯は、ギターとは反対側だけど。

ギターを手に入れて、空飛ぶ電車の上で、チューニングをしているヘクター。
ミゲルのためにストラップをつけてあげているということを言ってる方がいたので、昨日はそこを確認。うん、舞台の袖でつけてあげてた。ストラップがないとミゲルは弾きにくいものね。優しいなあ~
歌っている最中の、「死んでるわりにうまいね」 「生きてるわりに、お前もやるな」ここもいいです。2人のハモリも~(笑)この歌もヘクターが作ったらしい。
「ウンポコロコ」を歌い終わった時の投げキッス! こういう感じは生前のヘクターのイメージとちょっと違うんだけど、もともとそうなのか、死者の国で変わっていったのか。
音楽も否定してたしね。音楽を愛していただろうに、死者の国で、家族に会えない日々(死んで50年後くらいにイメルダには再会したかもしれないけど、拒絶されただろうし)で、ミュージシャンというものを否定するようになったのかな。
死者の国で、周りの人たちには好かれていたと思うけど。

デラクルスは常に毒薬をもっていたのか・・。
ヘクターのベルトのバックルはギターの模様。ヘクターが死んだのはイメルダには知らされたのかな~
穴に落とされて、ヘクターと会って、ミゲルが必死に「ヘクターの言う通りだった・・」いうのを抱きしめながら、落ち着かせるように「泣くな、少年、大丈夫だ・・」ヘクターの声の優しさ。
「リメンバーミー」 デラクルスが歌うのは、恋の歌というかジゴロの歌(笑)
ヘクターの歌は沁みる・・・ココのための歌。
このあたりから、周りですすり泣く声が聞こえ始めてくる・・ママココとミゲルの場面でかなり多くなるし。

助けがきて、イメルダがヘクターを一瞥して「ヘクター」という声のトーンが好き(笑)
デラクルスに会う方法・・ボクいい方法を知っている・・というミゲルの悪い顔。何回か出てきたこの顔も好き(笑)

「愛する人を殺した・・」というイメルダのツンデレ。嬉しそうなヘクターもからかうミゲルもかわいい。
警備員に対して、ファイティングポーズのみのヘクターのヘタレぶり。
イメルダが歌い始めた時の、ヘクターの顔がいい。そして、ギターが聞こえた時のイメルダの顔も・・。
吹き替えでは「まだこんなに歌えるなんて・・」「歌声、あの頃と変わらないな」というようなやりとりだったと思うけど、小説版では「今でもあの歌を覚えていてくれたんだね」となってるから、あの歌もヘクターが作った歌なのね。
(ついでに、イメルダの描写も、ステージに現れたおばあさんとなってた^^;)

ミゲルとヘクターはいい相棒だけれど、
ヘクターが死にかけて、置いてはいけないというミゲルに、イメルダと2人で戻りなさいという場面では、ひいひいおじいさんとおばあさん、家族の姿になっていましたね。
ヘクターの「帰りなさい」という声が、とても深く深く感じました。愛に満ちた・・。

ママココが、ミゲルの歌に反応していくところは本当に感動的で・・。
ママココの吹き替えの声もとても好き。かわいらしさもあって・・。
「エレナ、何で泣いているの?」と聞くママココに「何でもないわ、お母さん」と答える場面がすごく胸に響く・・。娘の名前も忘れてしまっていたママココが・・。音楽は悪いものだと思っていたおばあちゃんが、音楽の力というものを感じた時でもあるんでしょうね。
手紙とともに、ミゲルに渡したもの・・音楽の高まりとともに、ヘクターの顔写真がイメルダとココの写真に合う時・・うん、よかった・・。
そして、ママココの「パパはミュージシャンだったの。小さかった頃、パパとママはいつも素敵な歌を歌ってくれたの・・」という言葉に涙。

1年後の死者の日。祭壇の一番上の段にはギターも飾られて・・良かった!

不安げなヘクターの顔。行ってらっしゃいと言われて・・
服も綺麗になって、つぎも当てられ、靴も履いている。骨は継いだままだけど・・、少し白くなってる。
イメルダとキスを交わし・・
「パパ」というココに、「ココ~」というヘクターの声。
この「ココ~」という短い一言がすごく好き。全ての感情がこもっている。
これを聞くだけで、ヘクターの幸せが伝わってくる。
ホント、ほんと、良かった。ヘクターにはココは幼かった姿に見えているのかな。
マリーゴールドの花びらの橋に一歩踏み出した時のヘクターの顔が・・

「音楽はいつまでも」歌もすごくいい歌だけれど、この場面だから更にいい!

盛り上がっていく。エレナおばあちゃんにはママココが寄り添い、イメルダとヘクターは踊り、ギターを弾き…

音楽の力、家族の絆、花火があがって、最後のミゲルの何とも誇らしげな嬉しそうな顔が大好き(笑)
アニメなんだけど、どの人物も表情が豊かで・・。

劇場で、エンドロールが流れる中で帰る人は少なくて・・。
ラストに出るメッセージ。そう、人は1人じゃなくて、すべてが繋がっていく。
それは家族限定のことではないと思うし。愛する人すべてに。

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