むうみんぱぱの独り言Ⅱ

自称「むうみんぱぱ」の日記です。
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子どもの「10歳の壁」とは何か? 

2011年06月15日 | 読書
最近読んだ本の紹介です。

子どもの「10歳の壁」とは何か?~乗りこえるための発達心理学~』(渡辺弥生:著、光文社新書)です。

大学時代、教育学部で学んだので、「9歳の壁」・「10歳の壁」という言葉は知っていましたが、この「壁」という言葉は障害児教育の分野で使われ始めた言葉であることを初めて知りました。
また、著者によると、教育関係の雑誌や本の中には、「10歳(9歳)までに決まる頭のいい子」「10歳(9歳)でつまずかないために」などと親を不安にさせる言葉が躍っていますが、その雑誌や本の中でも根拠がはっきりと示されていないようです。また、脳科学の分野でも未だにはっきりとした根拠を突き止められていないそうです。
この本でも10歳前後という年齢は発達心理学の領域でも非常に注目すべき年齢であるということは認めています。
このころに子どもにおこる大きな変化を「飛躍の時」として受けとめ、楽しんで見守るために、これまで明らかにされてきた様々な知見を紹介すると共に、付随して起きるこの歳ごろ特有の問題への対処法を、専門であるソーシャル・スキル・トレーニングの手法などを交えながら紹介しています。

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