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氷月神示 他の暗号解読編 360

国之常立神より皆様へ

さて、次は何の話ですかな…

翠:
ぽつぽつ思い出したことを、(記録ノートに書いた以上に、詳しく) 述べます…
私と親友になった青年とは、ある日森の中で悪漢に遭遇しました
私達は薪拾いに来ていたのですが、悪いことに盗賊がいて、数人で取り囲まれた
彼らは1人の娘をさらってきて、どこかに売る算段をしていたと思うのですが、それを私達に見られたので、おそってきたのです
白っぽい衣の娘は、座り込んで泣いていた
私達は薪をこん棒代わりにして助けようとしたのですが、敵は弓矢を持っていて、射かけられました
2度ほどギリギリでかわしたのですが、危ない、と言って親友が私をかばい、左肩に矢が刺さってしまいました
私は倒れた親友の名を呼んで介抱しましたが、(その間に盗賊達は娘をかついで行ってしまった、)
矢じりに毒が塗ってあったらしい
私は彼を背負って弟子仲間達と寝起きしている所まで戻り、医学の心得のある者に診てもらったが、危篤状態になってしまった
彼がなくなった時、泣きました…私をかばったために…
お釈迦様は少し離れて立って、背後から私達を見ておられましたが、後で私に、彼はお前 (もう、「あなた」呼びではない) を救ったので、来世は良き人として歩めるだろう
だから、お前も安心していなさい、と、言われました…
でも、それからも私はしばらく、落ち込んでいました…
時折森の奥にある彼の墓に行って、花を供えました…

もう1つ、思い出したことがあります…
ある時、森の中で旅の一行に出会いました
それは他国の姫らしく、馬に乗り、お忍びで供を20人位連れておられました…
私は水のありかを聞かれたので、近くの川を教えました
案内するように言われ、そこまでお連れしました
姫は、供の者が水をくんでいる間、いろいろと私に質問され、お釈迦様とはどのような方かと問われました
私は尊敬すべきお方で、深い宇宙への洞察を持っておられるようだ、それに誰にでも優しい、良いお方であると、懸命に力説しました
あまり私が熱心にお話ししたので、姫はクスッと笑われ、「おもしろいお方、」と言われました
私は心外で、「何が、」と聞き返そうとしたら、
「いえね、あなたがその、…子供のようにキラキラした目をして話してらっしゃるのを見ると、…
どなたにもお優しい、その釈迦という方が、あなたにとっては親御様のような代わりの方なのだと、…知れたのですわ、」
そう言われて、私は故郷に置いてきた父のことを思い出し、ズキッと心が痛んだ…
父は、あれからどうしただろう…新しい妻と、うまくやっているのだろうか…ここにいると、何もわからない…
急に沈んだ私を見て、姫は「どうなさったの」と聞いて下さった
私は、出家した者は、家族との関わりを絶ちますから、あなたのおっしゃる通り、お釈迦様は私の親にも、いやそれ以上に匹敵するお方です、とだけ答えた
それから、仲間のいる所に戻った

次の日、また森へ (キノコ取りに) 行くと、昨日の供の1人に会った
昨日は、この近辺で野営したらしい
供は私を見ると、あっという顔をして立ち止まり、ちょっと考えてから、少し待っていてくれと頼み、走って林の奥へ行った
しばらくすると戻ってきて、姫が会いたがっておられるから、日没前に又ここへ来てほしい、と言われた
そんな、困ると私は声をかけたが、彼は行ってしまった
探しかけたものの、仲間の所へキノコを届けに戻らねばならず、あまり時間はなかった
私は、考えた…
日没前に行かないと、姫は日が落ちて真っ暗な中で私を待ち続けるのだろうか、…それとも、すぐに帰るのだろうか…
わたしには、姫が日没前を指定したことで、すぐには帰りませんよ、あなたをお待ちしています、と言っているように思えた
今だってよいのに、もし今彼女が来ると、私が断って逃げ出すとでも思ったのだろう…
なんと、大胆な…、
さすが、お忍び旅で出歩くだけのことはある…
まあ、夜なら全くのお1人ではなく、必ず屈強な供の1人や2人、連れてくるとは思えたが、それでもし、私が彼らの気にくわない?ことをすれば、切り○されるのだろうか…、ブルッ、そんなことはごめんだ…
私は仲間の所に戻って考えたが、どうしてもよい考えが浮かばない…
今にして思えば、誰か仲間に頼んで、断りの伝言でも届けてもらえば、よかったのかもしれない
しかし、仲間に打ち明けるのも、相当勇気のいることだ
…当時の私は、考えが浅いから、行って丁重にお断りし、すぐに帰るしかないと、思った
彼女は、納得するだろうか…
なぜ私に会いたがるのか、ただの出家者の私だ…しかも、新興の仏教の…

落ち着かないまま、夕方を迎えた
私は食事作り時は非番だったので、仲間にちょっと出てくる、とだけ告げた
嘘をつけばジゴク行きと教えられていたから、何か詮索されたら困ったが、幸いみんな料理の準備に忙しくて、ああそうかい、と1人が答えただけだった
(日頃、品行方正にしていたので、信用があったらしい)

(続く)

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