本屋さんでふと目に飛び込んできた『道をひらく』著者 松下幸之助
百二十一篇の短文の一番最後のタイトルが日本よい国である。
花が散って、若葉が萌えて、目のさめるような緑の山野に、目のさめるような青空がつづいて
いる。身軽な装いに、薫風が心地よく吹き抜け、かわいい子供の喜びの声の彼方に、鯉のぼり
がハタハタと泳いでいる。
5月である。初夏である。そして、この季節にもまた、日本の自然のよさが生き生きと脈うっ
ている。
春があって夏があって、秋があって冬があって、日本はよい国である。自然だけではない。
風土だけではない。長い歴史に育まれた数多くの精神的遺産がある。その上に、天与のすぐれ
た国民的素質。勤勉にして誠実な国民性。
日本はよい国である。こんなよい国は、世界にもあまりない。だから、このよい国をさらによ
くして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。
よいものがあっても、そのよさを知らなければ、それは無きに等しい。
もう一度この国のよさを見直してみたい。そして、日本人としての誇りを、おたがいに持ち直
してみたい。考え直してみたい。
松下幸之助さま。今の日本をご覧になって嘆いてはおられませんでしょうか…
勤勉にして誠実な国民性はどこへ消えてしまったのでしょうか?
かつて、日本はよい国であったはずです。
忘れてしまわないように、もう一度日本人としての誇りをを持ち直してみたいと思います。
百二十一篇の短文の一番最後のタイトルが日本よい国である。
花が散って、若葉が萌えて、目のさめるような緑の山野に、目のさめるような青空がつづいて
いる。身軽な装いに、薫風が心地よく吹き抜け、かわいい子供の喜びの声の彼方に、鯉のぼり
がハタハタと泳いでいる。
5月である。初夏である。そして、この季節にもまた、日本の自然のよさが生き生きと脈うっ
ている。
春があって夏があって、秋があって冬があって、日本はよい国である。自然だけではない。
風土だけではない。長い歴史に育まれた数多くの精神的遺産がある。その上に、天与のすぐれ
た国民的素質。勤勉にして誠実な国民性。
日本はよい国である。こんなよい国は、世界にもあまりない。だから、このよい国をさらによ
くして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。
よいものがあっても、そのよさを知らなければ、それは無きに等しい。
もう一度この国のよさを見直してみたい。そして、日本人としての誇りを、おたがいに持ち直
してみたい。考え直してみたい。
松下幸之助さま。今の日本をご覧になって嘆いてはおられませんでしょうか…
勤勉にして誠実な国民性はどこへ消えてしまったのでしょうか?
かつて、日本はよい国であったはずです。
忘れてしまわないように、もう一度日本人としての誇りをを持ち直してみたいと思います。