アイスクリーム

今日は夕食後のデザートにアイス『白くま』を頂きました。

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これです。
丸永製菓の『白くま』アイス、今日始めて食べたんだけど美味しかったです。
わたくし好みです。
パイン・黄桃・あずきが調度良い塩梅でミックスされていましたよ。
一度に３種のお味が楽しめるおいしいアイスでした。
１６２ｋcal摂取。ゲットン。

帰路へ

楽園での様子と今の自分の気持ちをくじらさんに正直に話をしたボギー。

くじらさんはいつものようににっこり笑って『そうかい、ではおうちに帰ろう

ね。』と言ってくれました。

『急ぐから、しっかりと私につかまっているのだよ。』

くじらさんがいてくれてほんとうによかった。くじらさんありがとう。と心の中で

そっとボギーはつぶやきました。



おうちに帰りつくとご主人さまと家族がにっこり笑って迎えてくれました。

『ボギー、お帰り。無事でなによりだったね。一人旅は楽しかったかい？』といろ

いろと旅の話をきこうと話しかけたけどボギーは安心したのかご主人さまの胸に抱

かれてすぐにスヤスヤと気持ち良さそうにねむってしまっています。

『おつかれさま。ゆっくりとおやすみなさいね。話はまた今度にしようねぇ。』


『くじらさん、このたびは、本当にお世話になりました。ありがとうございまし

た。どうぞ、お元気でね、さようなら…』




ボギーの冒険ものがたり　　　　　これにて完結といたします。

最後まで読んでくださってありがとうございました。　　　　　　　おわり。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　絵・文　　モモ

気付き・・・

楽園では夢のようにのんびりとした楽しい毎日が過ぎてゆきます。

蓮の花からはやさしい香りが届き、小鳥の声はかわいらしい。

心地よい歌声がどこからともなく聞こえてきます。

水面は透きとおっていて水底が見えるほどです。

くじらさんに話をしたらここのお水を飲みたいっていうだろうなぁ。

確かにここは素敵な場所だ。僕がほしいと願うものは必ず手に入る。

気の良い仲間もたくさん出来た。だけど…

そう、何かが違うんだ。それは何だろう？

頭のすみっこにモヤモヤがかかっていて今はまだ分からないけど…

答えが出ないまま平和すぎる日が続きます。


ある日突然、頭の中の雲がすぅーと消えてボギーは気がついたのでした。

僕がほしかったものはこんな贅沢ではないんだ。

いつもやさしく見ていてくれるご主人さまや家族の愛情。

大切な人と共に過ごす時間。

もし、足りないものがあってもそれはそれで受け止めて受け入れればなんとかな

る。知恵も湧いてくる。そしてあんなにほしがっていたものがそれほど必要でない

ものだったと気づくんだ…

そんなことを考えていたら、無性にご主人さまと家族に会いたくなって悲しくて涙

がこぼれて止まらなくなってしまったボギーでした。

楽園での生活

みなみの国の楽園に上陸したボギー。

初めての場所はちょっぴり不安な気持ちで胸がドキドキしています。もちろんワク

ワクもしているんですけどね…

心配をしたのも束の間、『やぁ君、よく来たね。名前はなんていうの？』と聞いて

きたのはおしゃべりペリカンのペチャクチャです。

『僕、ボギーです。』と笑顔で答えました。自己紹介の時は笑顔を忘れずにね、

第一印象は大事なんだよとご主人さまが言っていたことをボギーはちゃんと覚えて

いたのです。ペリカンのペチャクチャさんは『この島の歴史はね…とか、島の東側

には危険な場所が多いので気をつけなさい…、マンゴーが赤く熟していて今が食べ

頃だ…』と説明が止まりません。

『こんにちは！！』と綺麗な声が聞こえてきました。

振り返ると赤いハイビスカスがほほ笑んでくれています。

この島ではお花もしゃべれるんだ。『わぁ、きれい！！』と思わず言ってしまった

ボギー。社交辞令もコミュニケーションの一つ、これもご主人さまからの教えです。

でも、思ってもいないことは言わないでいいんだっても言ってた。

ここはほんとうに名前の通り楽園のようです。

くじらさんも陸に上がれるといいのにな…とひとりごちたボギーでありました。