以下Bloombergの記事であります。
【米セントルイス連銀総裁:サブプライム関連証券の損失は当然の報い】
7月20日(ブルームバーグ):米セントルイス連銀のプール総裁は20日、セントルイスでの講演後、記者団に対し、サブプライム(信用力の低い借り手)向け住宅ローンを裏付けとする証券(MBS)を購入して損失を出した投資家は、当然の報いを受けているとの認識を示した。 プール総裁は、大手金融機関の引き受け基準や金利の評価を批判し、金融当局による消費者保護を強化する取り組みを支持する考えを示した。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長も今週の議会証言で、消費者保護のために一段と厳しい規則制定に取り組む意向を示した。
プール総裁は「不正な行為を行い、不正確な判断を下した人々に罰が与えられている」と指摘。「打撃を被っている企業やヘッジファンドは当然の報いを受けているという確かな証拠をわれわれは得ている」と述べた。
その上で同総裁は、サブプライム問題が金融サービス業界に広範に波及することはないだろうとも語った。
原題:Poole Says Subprime Investors Deserved to Lose Money (Update3) (抜 粋) {NXTW NSN JLHYKU0UQVI9 <GO>}
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 角田 正美 Masami Kakuta mkakuta@bloomberg.net Editor:abe 記事に関する記者への問い合わせ先: Craig Torres in Washington at Ctorres3@bloomberg.net ; Anthony Massucci in St. Louis at amassucc@blooomberg.net
更新日時 : 2007/07/21 09:53 JST
いや、いいたいことわかるよ。でもさ、ちょっと突っ込ませてよ。
>不正な行為を行い、不正確な判断を下した人々に罰が与えられている
これってさ、ちょっとおかしくないかと、一介の大学生は思うわけ。だってさ、これ言ったのってセントルイスの連銀総裁だよね。連銀(FRB)は日本の日銀(日銀システム)でしょ。金融当局が後だし発言はまずいと思うんだよね。
だってさ、今回のサブプライムの問題ってもちろんローン会社とかWALL STREETのセキュリタイザー、あとヘッジファンドとかだけど、そういういわば「会社・組織」だけの問題じゃない。つまり、そこに自分の生活が関係している「人間」が存在するわけ。たとえば、ヘッジファンドとかって勝手に売買してるみたいにみえるけど、元をたどったら最終投資家は個人なわけ。つまり今回モーゲージに直接触らなかった人会社もいろいろ損失だしてる。
なにがいいたいかって言うと、円滑な金融システムを司る当局がですよ、、、この春まで続いてた米住宅バブル(上図の上昇模様)を警戒してて利上げこそしてたけど、なにかしらできたでしょうよ。ってこと。
もっと早い段階で警鐘ならすこと。それがすべての個人・組織がかかわる金融システム円滑にするっていうあなたたちのお仕事でしょう。だからさ、批判する前にがんばって。と。みんなひとのせいにしてたらまずいよと。
ちなみにgravy trainという単語覚えたよ。
gravy train
《the ~》あぶく銭(gravy)[楽に金]を得られる仕事{しごと}[地位{ちい}]、おいしい[楽に稼げる]仕事{しごと}
たろう