モジリア

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おじさんが読む「赤毛のアン」

豆本エッセー 朝顔

2013年03月20日 | 豆本

  -あさがほー

たまたまスイッチを入れたら、

NHK短歌後半が放映されている。

「わずかなよろこび あれば他人を 責めがたし

 今日あさがほの はじめて咲けり」(永井陽子)

 

字あまりだがリズム感がある良い短歌です、と

NHK短歌の選者は紹介している。

 

「わずかなよろこび」と「今日あさがほのはじめて咲けり」は

共感できるが「他人をせめがたし」は

表現として適当ではないような気がした。

 

「わずかなよろこび」が「やがて大きく育つ」

そんなイメージを詠めないものか、と考え、

「言い換えてみよう」と思った。

 

「よろこびはわずかながら」と言い換えて

「今日あさがほがはじめて咲けり」の間に

適当な文言がないものか……

「火種」を思いついた。

 

「よろこびはわずかながらも火種なり

今日あさがほのはじめて咲けり」

 

言葉使いを入れ替えて「火種」を織り込んだだけ、

でも短歌らしい。

 

「ヒョットするとオレでも短歌が詠めるかも知れない」と思った。

短歌が詠めれば詩も……

かなり不埒な考えで千葉日報詩壇へ投稿した。やがて、

「覇気」へつながり、今年あさがほ?がはじめて咲いた。