失った物

いろんな物を失ったように思う。

集団的自衛権の事ではなく、自分の意見を言うという自己主張をする気持ちなんかが主なものかな。
長い物には巻かれろとか、空気を読めとか、出る杭は打たれるとか、自己主張をしないことが上手な生き方のように教えられてきた。

憎まれっ子世に憚るとか、強いものや権力者に逆らわない事が賢いように教えられてきた、と思う。
太閤検地、刀狩の昔から統治者に文句を言わない者の遺伝子が残されて来たんじゃないか。
挙句、権力者に逆らわず、戦争をして原子爆弾を2発も落とされ戦争に負ける、と言う苦汁を味わった。

いま世界を牛耳っているのは、まあ日本人じゃない。
アメリカとかヨーロッパとか、革命とか独立戦争をして自分たちで国を作ってきた連中だと思う。
まあ、野蛮な連中だけど。

中国やロシアに中心が移ってきた、と言う人も居るけど。
オリジナリティのない国やまだ文化を押さえつけている国、例えばパラリンピックの選手たちにドーピングをさせたりしている国がそう簡単に世界の中心になれるだろうか。

そういう不安定な状況で、昔を懐かしがったり、北○鮮の将軍様のような独裁者になりたがっていて、軍事とか、戦略に現実的なアイデアを持っていない奴にリーダーを任せていて大丈夫だろうか。

選挙に行かない人で、自分の一票だけでは何も変わらない、と言う人が結構多いように思う。
そんな事を考えているのが、自分だけだと思っているのかな。
それだけの数の人が投票すれば、結構結果を左右すると思うのだけど。

平和に慣れきっていて、それが当たり前のように思っていて空気のままに行動していると、いつの間にか平和さえも失ってしまうのかも知れない。

十五夜

今夜は十五夜だ。

一年で一番月の美しい夜だという。
昔は、月でうさぎが餅をついていたと思われていた。

今夜は一年に一度の夜だ。
昔は、月からかぐや姫がやって来た物語が作られた。
月に人が住んでいると思われていた。

こんな夜に月が見えないなんて淋しいじゃないか。

一年に一度ぐらい君も、
月にうさぎが住んでいると信じてみないか。

ビールでも飲めば信じられるんじゃないか。

一年に一度の月が一番美しい夜なんだから。

サンダーバード ARE GO

新しいサンダーバードを見ているけど。
CGに変わったけど昔のオリジナルと比べて特に違和感は無い。
人形の方が良かったと言う人もいるけど、それはあまのじゃくなんじゃない？

もう回数も重ねているけどパパはどうなったんだろう？
事故を起こしたとなっているけど、それからどうなったかは語られていない。
今回はおばあちゃんが結構活躍しているようだ。
パパがいない分ちょっと代わりの役目もしているのかな。

フッドは相変わらず悪役をちょっとお茶目な感じも交えてやっているようだ。
昔いたミンミンはおらずケーヨがその代わりをしているのかな。
フッドの姪という設定は同じだから名前が変わっただけみたいだ。
サンダーバードS号と言うのに乗っているけど、デザインは日本人なんだそうだ。
なんだかとってつけたような外観だけど。

つい最近の回でフッドが貴重な最新の燃料を盗んで逃げるという回があったけど、ケーヨがそれを取り返そうとしてフッドの手下に攻撃を受けて宇宙空間から地球に燃料とS号と一緒に落ちてしまうという筋だった。
しかし、フッドはその手下を、なんてことをするんだ、と叱りつけ盗んだものは自分のもので取り返す、と言いワイヤーだかマグネットだかで落ちていく燃料を取り返そうとするのだが、助けたのはケーヨの乗ったサンダーバードS号だった。

はじめ狙いを間違えてケーヨを助けてしまったのかと思ったけど、後でスコットがフッドは燃料を取り戻そうと思えば出来たのに何でそうしなかった、と言っていた。
そこで、フッドはケーヨを助けようとして助けたんだと分かった。
普段、憎むべき悪いやつなのに、いざという時血の繋がった姪を助けるなんて人の情が有るように描かれている。

そういう筋で視聴者の関心を引こうという演出だろうけど、
やられてしまった。
見事にやられてしまった。
わざとらしい、必ず○ける話よりやられてしまった。

これは昔のとは少し違った演出のように思えた。
今、こういうストーリーが作られるのは、何か意味が有るのかも知れない。

異様な風景

それは高畑裕太が釈放された映像だった。

出てきた時押しかけて来ていた取材陣などに謝罪の言葉を言ったのだけど、その後のみんなを睨み付ける視線が、いかにも敵意に満ちたものだったからだ。
逮捕されて自白もしていたのだから、それは逆恨みなんじゃないかと思った。

はじめから不思議なことが有る事件で、今度の釈放も何か唐突な感じがした。
単に強姦事件と言うことではないような感じだ。
サスペンスのような事情ではないと思うけど。
まあ、これで高畑裕太に前科はつかなくなったわけだ。今回に限っては。

母親へのインタビューも放送されていたが、コメントは差し控えさせていただきます、とのことだった。
色々バッシングされたので、変なことを言ってまたバッシングされないためだろうな、と思うけど。
もう、不幸な母親の感じはなく、何か示談に持ち込めてしてやったりという感じに見えた。
笑いをかみ殺してなんかいないよね。ゲスの勘繰りかも知れないけど。

高畑淳子には2時間ドラマの印象ぐらいしかないけど、今度のことでだいぶ親ばかのイメージがついてしまったなと思う。
今度の事には同情的な意見が多いようだけど、あれほど弱いものに対してのバッシングが多い連中が、と思う。

彼女は、息子の示談を勝ち取った代わりに、自分自身の好感度を多少失ったように思う。

彼女を夜のオカズにしている人がいるのかどうか分からないけど、自分は彼女では立たないなと思った。

応援団

安倍マリオについての記事が新聞に載っていた。

その解説者は、外国メディアからの評価は高かったが、安倍さん自身は政治利用したと取られるのは困るのでやることには難色を示していたと書いていた。

そして、マリオの衣装を着たままでは道化師に見られることを恐れて、立ち上がればマリオの衣装は脱げる仕掛けだったということだ。

なるほど、マリオのコスチュームが早く脱げたのはそういうことだったのかと思った。

この解説者は安倍さんの事をよく見せようと思ったのかもしれないが、逆にやっぱり政治利用だったのだと身内から念を押したように思えた。

コスチュームを早く脱ぎたいと思うのは、やっぱり政治家なんだなと思った。
それとも、下に見ている大衆に人気のあるものなどに扮してはいられないと思ったのか。
ノリのいい人物、自分の立場にこだわらない人なら、もうちょっと観客にサービスしただろうけど。

アメリカの大統領は、任期の終わりが近くなるとコメディー風のビデオに出演するのが恒例らしいけど。
オバマさんのも見たけど。

安倍マリオの本心を解説してくれた人も、その意図があったかどうか分からないけど中々茶目っ気が有るじゃないか。