メダルの色

リオオリンピックでは日本が過去最高数のメダルを獲得したとのこと。
メダルの色を口にする選手もいたが、金メダルだから印象に深く残ったかと言うとそうでもない。

もちろん金メダルを取るということは簡単では無いと思うのだけど。

しかし、長年望んでなかなか取れなかったとか、相手が自分よりランキングが上位の選手で苦戦が予想されたとか、でその上で勝ち取ったメダルならその色が何色でも金メダルより値打ちが有るんじゃないか、と思う。
何を綺麗ごとをと思うだろうけど、人を称賛するということは理屈ばかりで出来るもんじゃない、と思う。

今回のメダルで一番印象に残ったのはテニス男子の錦織選手の銅メダルだ。

他にも、女子バドミントンのペアと個人のメダルも別の意味で印象深いけど。

錦織選手の場合は相手がナダルという四大大会の決勝でもおかしくないような相手だったからだ。
それに、オリンピックでは96年間メダルから遠ざかっているということだった。

試合経過は、2セットの途中までは、このまま行くかと思わせたが、後半ナダル選手の追い上げで逆転負けで、2セット目を取られてしまった。
やっぱり、プレッシャーに負けたのかな、と思わせるような内容だった。
その上、2セット終了後のトイレタイムで錦織選手がなかなか帰ってこず、かなりの感じの口調でナダル選手が審判にクレームをつけていたようだった。それまででも、この試合でナダル選手はかなりイライラした様子を見せていたので一気に不満が爆発したのだろう。

もう、こうなると錦織にとっては、完全にアウェイで観客席からもブーイングが起きていたようだ。
わざわざ時間を長引かせるようなことを錦織選手がするとも思えないので、不可抗力だったのだろう。
もうこのままの雰囲気に呑まれて負けてしまうのかなと思ったが、一進一退の試合展開で最後自身のサービスゲームをきめて決着をつけた。

色々なプレッシャーがあったのか、試合経過を配慮しての事なのか、最後のガッツポーズも少し控えめのように見えた。
しかし、日本人の取ったメダルの中で一番価値があるように思えた。まさに歴史を刻んだメダルに思えた。

後、マラソン男子の猫ひろしの完走もビリから2番目だったけど、メダルは無くても、まさに参加することに意義があったのではないか。メダルと同等の値打ちがあったんじゃないか。
色々批判もあるようだけど。

水泳女子の金籐選手の金メダルの報道が少し少な目なような感じがする。
せっかくの金メダルなのに、他の選手に比べて控えめな報道のようだ。

まさか、彼女のルックスが他の選手に比べて地味な感じがするからじゃないよね。

謎

はじめこのニュースを見たとき不思議だなと思った。
高畑裕太の逮捕された事件の事だ。

自分は、バカ息子にバカ親の話だと思うけど。

大方の見方だと、バカ息子を持った可哀想な母親の話になっているようだ。
だけど、事件の方をみると被害者がいて裕太自身が認めているようだから、裕太自身が何をしたか確信しているということだよね。

それなのに、犯行後逃げもせずに自分の部屋に居たということだよね。
逃げるのを忘れるほど酔っぱらっていたのか、それとも、前にも同じようなことをやって表ざたにならずにいたのか。

さらには、実は金銭のやりとりがあったとか、その金銭の約束を裕太が守らなかったから、そのことを隠して訴えるという手段に「被害者」が出たのか。

まあ、金銭のやりとりは、あまりにも不謹慎だが。まあ、憶測です。
そう思えるほど、逃げなかったというのが不自然なのだ。

身元はすぐわかるのだから、わざわざ捕まえに来てくれるのを待っていたのだろうか。

母親の記者会見は、息子の性癖を分かっていたのかとか、そんなもん分かってたらこんなことにはならなかったんじゃないか。状況に配慮出来ない風のリポーターの質問のせいで、息子を庇いたい一心の母親に同情が集まっていたが。

その後、記者会見を取り上げた番組のキャスターなどが、被害者に対する配慮の足りなさや、母親自身が仕事を続けることが、贖罪になるのだろうか、ということを指摘する場面が多かったように思う。

そのあたりの被害者がいるのに、という訳を分かってなさを感じる人も少なくないのではないか。

これから、ことの詳細は明らかになっていくのだろうけど。

オリンピックのいい場面の余韻に浸る暇もなく、悪いニュースの連続なのはなんでだろう。

つまらない男

「大好きだけど、つまらない男。」

女性が別れた男に言うようなセリフだなって、思った。
が、それは政党の次の代表候補が、現代表に対しての感想を外国記者向けの記者会見で述べた発言だった。

本人はユーモアのつもりで言って、その場ではうけたとのことだった。
しかし、その代表候補はあまり冗談のうまい人との評価は無かったようで、現代表に謝罪の電話をしたとのことだった。

自分ははじめその記事を見たとき、開いた口が塞がらなかった。
かつて政権を担ってこれからも政権を担うかもしれない(可能性は低いけど)政党の代表になろうかという人が、公私をわきまえないともとられそうな発言を記者会見でするか、と思った。

その代表候補は前にも「二番じゃだめなんですか？」と発言して話題になった人だが、今度の発言でも話題になったようだ。
自分で自分の首を絞めるような事を言うようでは、そりゃ国政を任そうとは思え無いなと思う。

今の、政権でも充分任そうと思う気持ちを萎えさせてくれるが。

言われた本人は「妻に言われたらショックだが、言った本人の性格を分かっているのでショックはない。」と、フォローをしている。

しかし、この男、都知事選の最中に自分の党が推薦している候補がいるのに、次の自分の党の代表選には出馬しないと発表したりして、選挙運動に水をさすようなことをやっている。

そりゃ、確かにつまらない男だな。

スーパーマリオ‐‐〉安倍首相

今度も結構印象深かったオリンピックが終わった。

が、なんといっても最もやらかしてくれたのが、閉会式での日本のプレゼンテーションだろう。

途中までは日本の色々な長所を紹介したりして、いい感じ(多少地味かな)と思える演出だったのだが、スーパーマリオが土管に飛び込んだ後日本の反対側のリオの土管から飛び出るところでスーパーマリオが実は安倍首相だったという設定だったのだろうが、飛び出したのはなんか布の切れ端を体にまとわりつけた安倍首相だった。

あまりに安倍首相がスーパーマリオのコスチュームを脱ぐのがはやかったので、飛び出たのがスーパーマリオだと見ているものが認識する暇が無かったのだ。
じっくりと目を離さずに見ていた人なら認識できたかもしれないが、多くの人にはそれが、スーパーマリオだと認識できなかったかも知れない。

なんだか訳の分からない布をまとった安倍首相がスーパーマリオの代わりに出てきたと思った人の方が多かったんじゃないか。
自分も言われるまでスーパーマリオのコスチュームだと分からなかった。

その後もプロジェクトマッピングなどを使った演出で悪い出来ではなかったのだが、安倍首相の政治的評価とその登場のちょっとしたタイミングのずれが、全体の評価を、自分自身の感想ではあるが、微妙なものにしてしまった。

プレゼンを政治的に利用した、みたいな感じになってしまった。ちょっと興ざめしてしまったのだ。
ただ、世界の反応は絶賛されているというような報道だった。

安倍さんスーパーマリオのように髭は付けていなかったようだ。本当はつけていたのかもしれないが。

髭を付けていてはヒトラーにそっくりなので付けなかったのだろうか？

WINDOWS10アップグレードは去っていった

パソコンをスリープからさますと居なくなっていた。

あれほどうざったかったウィンドウズ10のアップグレードのアイコンが消えていた。
7月29日ではなくて、7月30日だった。まだ世界の他の国では29日ではなかったので一番遅く29日になる国に合わせたのだろうか？

また、ひょっとしていなくなった振りをして知らない間に帰ってくるんじゃないか、というようなことは無かった。

まあ、これでWINDOWS10にアップグレードするにはお金を出さなければいけなくなったわけだが当分アップグレードすることは無いだろう。

いったいあの騒ぎは何だったのだろうと思うが、過ぎてしまえばなんてことは無いように思えてしまう。

これからどんなアップグレードがあるか分からないが、WINDOWS8の時と、今度のWINDOWS10アップグレードにマイクロソフトが学んでくれればいいが、そんな殊勝な会社じゃないよね、と思ってしまう。

日本人が今度気を付けなければいけないのは、憲法のアップグレードかも知れない。