爺々ネタ?

「これ何? 公衆衛生上の緊急事態?」(oji3のブログ796)

   「何これ? 」:病

 「病人は法にかなえる看病人を得ずんば、すなわち死し、
  これを得れば活くるものなり。」   (釈迦)

  高度な医療設備や技術があっても、
  それを正しく扱う人が居なければ、無益となる。

【閑話休題】:公衆衛生上の緊急事態?

 WHOは、「サル痘(さるとう)」について、
PHEIC(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)に
該当するか否かを検討中。

 PHEICは、過去6回、出されている。
  2009   :新型インフルエンザ
  2014-16:エボラ出血熱(西アフリカ)
  2014   :ポリオ
  2016   :ジカ熱
  2018-20:エボラ出血熱(コンゴ民主共和国)
  2020   :新型コロナウイルス

 サル痘(さるとう)という病名でも、
サルに特異の疾病ではありません。
 動物由来感染症です。

 病因物質は、天然痘ウイルスに似た「サル痘ウイルス」に
感染することで起きる病気です。

 サル痘ウイルスはいろいろな動物に感染します。
通常の状態でこのウイルスを持っている自然宿主は、サルではなく、
「げっ歯類」だと考えられています。

 ヒトからヒトに感染することも懸念され、主に接触感染、
飛沫感染をするとされています。
 また、エイズ的な感染経路も懸念されています。

 この疾患は、感染した動物(ネズミやリスなど)に咬まれたり、
血液や体液、発疹に触れたりすることで感染する様です。

 また、感染した人の発疹や体液、かさぶた、患者が使った寝具や
衣類などに接触したり、近い距離で飛まつを浴びたりすることで、
誰もが感染する可能性があると指摘されています。

 サル痘は、中央アフリカなどでは散発的にみられる感染症でしたが、
いま、ヨーロッパなどに定着することが懸念されています。
 そして、過日「韓国」でもその感染が確認されました。

 多くの場合は、軽症で自然に回復しますが、肺炎や敗血症などの
合併症を引き起こすこともあります。
(年齢が低いほど重症化する可能性がある様です。)

 アフリカでの発生例では、致死率は数%-10%程度と
言われています。

 このサル痘に対しては、かつて接種が行われていた
天然痘のワクチンが高い効果があり、WHOによれば、
サル痘の感染防御効果は約85%だそうです。

 サル痘自体の特効薬はなく、対症療法で対応している現状です

 現在確認されている感染経路や伝搬方法、致死率などでは、
PHEIC(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)には
該当しない様にも思われますが………

 今後、致死率が高く推移する、空気感染、エアゾール感染などの
防御が困難な感染経路が確認されれば、PHEICの指定もあり得る
事でしょう。

 今のところはその懸念は薄いようですが………
なにしろ病因物質が「ウイルス」なので、その変異が心配です。
 また、「サル痘(さるとう)」と言う命名も変更した方が
イイ様ですが……………

 ●ウクライナへの間接的支援のために「節電」しましょう(3/15:ブログ
  我が家の節電等:(節電も変異、変異?……なんじゃそれ……)

 * 現実を夢と見紛う青嵐
      2022.06.25/moai291

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事