『、、、』
ナーガの女王エレナレナは朝食の後テラスに出て紅茶を飲んでいた。
琥珀色の液体を眺め無言で紅茶が冷めるのも構わずただじっと見詰めるばかりだった。
ナターシャが声をかけたが気づかない。
『何か、問題でも?』
恐る恐る尋ねる彼女に、
『あっ何でも、、実は漠然とした感覚だけど何かが起こる不安が、この世界そのものに何かが起こる。具体的には変革かしら』
女王はユックリと言葉を選んでいる。
それはナターシャしか知らない顔をして話すのだった。
同じ頃、宿屋を出た一行は中央にあった噴水で今後の計画を話し合っていた。
ミャーは近くにいた猫と遊んでいる。
『私には差しあたっての目的がないからアカネが元の世界に帰る手伝いをしたいがどうかな?』
『ありがとう助かる』
にべもなく承諾した、アカネにしては願ってもない提案だって。
今の世界に異世界かんを移動する手段は無い。
アカネの様に何かの拍子に移動する以外には手が無いのが現状でる。
『当てが有るの?』
『ああ』エレガの顔が青ざめた気がアカネにはした。
だがそれ以上は、ぶつかって来たミャーに気を取られ会話を終了した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます