<甲冑堂>
白石市の南、国道4号線沿いの近くにあり、松尾芭蕉の「奥の細道」の名所の一つとなっています。坂上田村麻呂を祀る
田村神社境内にあって、御影堂ともよばれ、芭蕉の紀行文にも紹介されています。
堂は法隆寺夢殿によく似た六角堂で、明治8年(1875)に焼失してしまいましたが、昭和14年(1939)に再建されました。
堂内には源義経の家来、佐藤継信・忠信が着用したという甲冑と、郷土の彫刻家小室達(こむろとおる)氏の製作の兄弟の
妻の美しい甲冑姿の木像があります。この像は兄弟の父、元治が臨終の間際、戦死した息子への追憶で心を痛めて
いるとき、その妻が凛々しい甲冑姿で兄弟の凱旋を装って現れ、老父の心をやすめたといわれる故事によって造られた
ものです。
宮司さんの案内で説明を受けたる
左手前が甲冑堂 正面が田村神社
甲冑堂堂内
資料館において宮司さんの説明を受ける。
孫太郎虫