ビエンチャンOL日記☆

ビエンチャンで国際協力と言われている仕事に携わったOL時代の日記です。下のお好きなカテゴリーからご覧ください♪

水難・水難

2006年08月08日 | ラオス・不思議
先週のある日、朝、出勤して職場のドアを開けると・・・あれっ?
滝の音がしたのです・・・?????恐る恐る中に入って
仰天!奥の洗面所から水がサラサラ流れ出し、職場の
フロアー奥側4分の1ぐらい、水に浸かっています。滝の
ような音は、洗面所の水道官からダバダバ溢れ出ている
水の音でした。冷静さを装いながらも心臓はバクバク、
洗面所の中を見渡し、水道の元栓があるのが見えたので
急いで閉め、一先ず水は止まりました。ちょうどその時、
ラオス人スタッフ達が出勤し、中の様子を見て目が点・・・
水圧が高かった為に、蛇口と水道官の繋ぎ目がはずれ、
水が噴出したのだと思われます。・・・そんな訳で、その日
の午前中は、スタッフ全員でフロアーにたまった水をプラス
チックのちりとりでかき出す作業に追われました。幸いにも
被害にあったのは、近くの床に置いてあった空のダンボール
箱だけでした。
ちりとりで水をすくいながら私は暗~い表情、すかさず
ラオス人スタッフのお姉さんは‘こんな時は明るい音楽が
必要よ♪‘と、PCに入れてある陽気な曲を流し、軽快に
作業を続けていく。‘魚を放って、養殖しようかしら?’と
軽い冗談も。私たちはお昼に、目の前の道路で売っている
焼き魚が好きでよく食べます。
 午前中には片づけが終わり、やれやれといった感じで
みんなでお昼ごはんを食べました。そこで、興味深い?
お話がありました。私たちの職場の建物は新しいのですが、
これまでを振返ったら、水難ばかりなのです。水道官の
破裂は今回が2回目、その他、キッチンの蛇口のバーが
折れたり、ホールの天井からどこからともなく雨漏りしたり・・・
ラオス人スタッフのお姉さんたちの話すことには‘災いが
よく起こるのは、この建物に神棚がないからよ‘との事。
適当な訳が分からないので神棚と書きましたが、ラオス人
の家の中によくある、日本の神棚に似ているあれです。
今回はじめて意味を知ったのですが、先祖を祀るための
ものだとのこと。私の職場の建物が出来る前、ここには
先祖代々受け継いでいた古い建物があったそうです。
そこに代々暮らしてきた人々を祀るための、神棚(仏壇?)
がなければ、今後また、このような災いが起こるだろう、と。
昔の人々を敬う気持ちは、私にもあります。郷に入っては
郷に従え、かしら。ラオス式のあの神棚が近々私の
職場にも入ったら、日本式ですが心をこめて手を
合わせよう・・・あっ、それと、水道官破裂の原因究明
も急がなければ!