ビエンチャンOL日記☆

ビエンチャンで国際協力と言われている仕事に携わったOL時代の日記です。下のお好きなカテゴリーからご覧ください♪

半年間終了

2006年06月09日 | 国際協力のこと
 

 長い間、ブログを書かないでいました。夏休み最後の1週間
の小学生のように、この1ヶ月間はドタバタ、ドタバタ、仕事の
最後の追い込みで、あっという間に過ぎてしまいました。そして
気がつけば、今、また日本に。あと数日充電した後、再びラオス
へ帰ります・・・そして、新しい仕事がスタート。

 この半年間私は、JICAの協力隊員を中心とした、母子保健
プロジェクトの計画立案・準備に短期で携わらせていただきました。
・・・と言っても、私自身は医療職者ではありません。私は、
プロジェクトの開始に向けての調査・分析活動や、関係・協力者
間のネットワーキングなどを、せっせと行っていました。まだまだ
自分では足りない部分、たくさんありました。もどかしかったです。
半年という期間で何かをガツンと残していきたいと意気込んで
いたものの、世の中そんなに甘くない。逆に、この仕事は私に、
本当に多くのことを教えてくれました。そして何よりも、関わった
ラオス人、日本人のみなさんは、私の心に大きなものを残して
くれました。 温かい・・・すごく、温かい・・・
 
 私の好きな国際協力のスタンスは、どこかで聞き覚えのある
‘共に生き、共に学ぶ’。 もちろん、国際協力は、対象者や
対象分野の状況次第で、活動内容やスタンスを柔軟に選ばな
ければならないと思うのですが、やはり、このスタンスは好きです。

‘先進国’の人間が‘途上国’で何かをやれば、必ず人々を幸せ
にできる、な~んて、ミラクルは無いです。立ち向かう現状は
想像以上に複雑です。ましてや、私たちはそこで生まれ育った
訳ではなく、簡単なことも知らないことが多々あります。だからこそ、
私たちも彼らも私たちも共に苦労し、考え、時に失敗し、そして学んで、
互いに高めあっていく、そんな姿勢が好きです。互いに互いを
刺激しあって。

 今回の半年間は、私が彼らに残したものよりも、私が学ばせて
頂いたことのほうがずっと多かったです・・・だから、私は、また
ラオスに帰ってしまうのかしら?今度こそ、お返しできれば、と。

 次の仕事に向け、次第に胸が高まってきました・・・


(写真:母子保健に関する問題や目的の分析を、村の関係者
などで行ったワークショップの様子(PCMワークショップ))