ジーコジャパンは本当にダメだったのか

連日メディアやネット上で叩かれてるジーコジャパン。日本サッカー史上最強とか言われてドイツに向かったが、現実は大分違った。

メディアが持ち上げて、メディアが叩いた。もう何が本当で何がネタだか分からない。熱いサッカーファンでも、本当に日本代表の実力がどんなもんだかはよく分からなかった。

正直だったのは試合結果のみ。あれが全てで、今の日本代表の実力。

プロなんだから負けたら叩かれるのは当たり前だが、最初から「１勝も厳しい」とか「決勝トーナメント出場はほぼ不可能」とか言って欲しかったな。

変に持ち上げちゃうから正直な結果が、あまりに悲惨な結果に化けちゃうわけで。私個人としては当然の結果でしかなかったから期待も驚きもなく。

なので日本代表の試合は初戦のオーストラリアしか見てませんでした。

それよりも決勝Tからが面白いW杯。世界の超一流プレーヤーが勢ぞろいして必死な試合をするのはこの４年に一度の大会でしかない。これを面白いと言わずに何というか！

日本代表が負けた翌日からスポーツ番組はジャイアンツ負け越しのニュースに切り替わった。もう日本でのW杯は終わってる。

もし日本サッカーを本当に強くさせたいと思ったら、世界の一流プレーをもっと茶の間で見せつけるべきだ。日本の野球は世界一だ。その日本のプロ野球を毎日テレビでやってんだから、日本は強いのよ。

サッカーはJリーグなんか見せてないでヨーロッパチャンピオンズリーグを予選から全戦放送しろ！しかも解説はベンゲルやモウリーニョだ！オシムさんでもいいぞ！

そうやって一流を見ることによって何かが変わる。物事は何でも模倣からなんだから。うまい人のプレーを真似すればうまくなっちゃうんだよ。Jリーグの真似なんかしてたらいつまでたってもアジアレベルだ。

というわけで、今回のジーコジャパンを作ったのはメディアだと私は思う。ダメだったのはメディアなんだよ。