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<食品>乳製品、コーヒー、缶詰…8月以降も続く値上げ

2014-10-25 12:24:52 | 日記




(毎日新聞)



 生活に身近な食品が8月以降、相次いで値上げされる。7月には一部メーカーがチョコレート菓子やハム?ソーセージなどを値上げしたが、魚介類を利用した缶詰?瓶詰や、一部産地のコーヒーにも広がる。原材料価格の上昇が主因で、転嫁値上げは断続的に続く可能性もあり、家計には重荷になりそうだ。

 雪印メグミルクは8月1日出荷分から、家庭用チーズ22品目を4.7~14.3%引き上げる。例えば「雪印北海道100カッテージチーズ」(100グラム)の希望小売価格(税別)は215円から230円になる。同社は7月にバターを値上げしたばかりで、9月にはヨーグルトなどの出荷価格も引き上げる。

 酪農家の減少で生乳の生産量が減っていることに加え、昨夏の天候不順で乳牛のえさとなる牧草が値上がりしているためで、明治や森永乳業もバターやチーズの出荷価格を8月1日から引き上げる。生乳やバターの値上がりは、乳製品を原料に使う菓子やパンなど幅広い食品のコスト増につながり、今後も値上げが断続的に広がっていく可能性が高い。

 日本ハムや伊藤ハムは7月にハム?ソーセージを値上げ済みだが、丸大食品やプリマハムは8月から値上げ。豚流行性下痢(PED)が流行し、米国産などの豚肉が品薄になっているほか、原油価格上昇の影響で包装資材も値上がりしているためだ。丸大食品の担当者は「価格高騰は長期化する見込み。値上げをせずにコスト上昇を吸収するのは難しい」と理解を求める。

 日本水産は9月からちくわやカニ風味かまぼこなど32品目について、内容量を減らすなどして5~16.7%実質値上げする。原料の白身魚の需要が世界的に拡大し、原料価格が上昇しているため。マルハニチロも9月からサケ、サバを使った缶詰?瓶詰など65品目を約8~30%引き上げる。

 UCC上島珈琲は9月から、ブルーマウンテンコーヒー7製品の出荷価格を4割程度引き上げる。生産国のジャマイカでハリケーンや病害虫被害が発生し、昨年に比べコーヒー豆の生産量は半減する見通しだ。

 長崎ちゃんぽんで知られるリンガーハットは8月1日から、ほぼすべてのメニューを約3~5%値上げする。えびや豚肉などの原料価格上昇に加え、原油価格上昇による輸送費の増加を値上げで吸収したい考えだ。【山口知、高橋直純】